「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ものだま探偵団3 ルークとふしぎな歌 」(ほしおさなえ)

 
ときどき読みたくなるほしおさなえさんの本。文体と表現力と独特の世界観がハマるんだよね〜!たとえ児童向けに書かれた本でも、いいよお!!!(・∀・)
 
「どこで聞いたのか覚えていないのに、七子がいつも、いつのまにか口ずさんでいる歌。坂木小学校で、ほかにも同じ歌をうたっている子がいる。もしかしたら、ものだまのせいかも…と、鳥羽とふたりで、荒ぶっているものだまを探すことに。今回のものだまと、鳥羽の天敵、律が持っているチェスの駒、ルークはどうやら関係しているらしい…。ものに宿った魂=ものだまが巻き起こす事件を解決する「ものだま探偵」大活躍! 好評シリーズ第三弾」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
「出た……七子の『すてき病』……」「『すてき病』?」七子、そういうの、好きだよね。かわいいものとか、きれいなものとか。見るといつも吸いよせられていくじゃない」
 
・「お母さんが言ってたよ。思い出させそうで思い出せなかったことをがんばって思い出すと、脳の神経のその部分が強くつながるんだって。だけど、思い出せないままあきらめちゃうと、そのつながりが消えて、細胞が死んじゃう。そうやって脳の老化がはじまるんだって」
 
ものだまは、ふだんは悪いことはしないが、はげしくおこったり、悲しんだりすると怪異現象を引き起こすことがある。鳥羽はそれを「荒ぶる」と読んでいる。そして「ものだま探偵」を名乗り、荒ぶったものだまを探し、しずめる仕事をしている。
 
 
「りとぼぴー事件」
 
「リトル・ボー・ピープ」って歌。『Little Bo-peep』音だけできくと、リトボピーって聞こえると思う」
 
・「探偵には、もちろん推理力は大事だけどさ。『ものだま探偵』にとっていちばん大事なのは、困っている人やももだまを助けたい、という気持ちだからね。今回は、7七子の思いが事件を解決したんだよ」

 

いいなあ。モノを大事にしたいよね。「ものだま」が荒ぶらないように。オススメです。(・∀・)