「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ものだま探偵団 ふしぎな声のする町で 」(ほしおさなえ)

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全作品読破を目指しているほしおさなえさん。おそらく特殊な能力の持ち主なんじゃないかな?と思う。この本のテーマの「ものだま」も普段から聴こえているんじゃないかな!?でなければこんな物語は書けない気がする。(・∀・)
 
「5年生の七子の引越先の家は、古くて、ちょっと怖い一軒家。夜中に、部屋でだれかが話している声が聞こえ、おばけかも、とおびえる七子。ある日七子は、クラスメイトの鳥羽が、公園でひとりでしゃべっているのを見かけた。そばにだれもいないのに、男の人の声が聞こえる。話相手は、なんとツボ。鳥羽は、「もの」に宿った魂=「ものだま」の声を聞くことができ、「ものだま探偵」として、この町で起こるふしぎなできごとを解決しているというのだ…。」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・……実はさ。この世には『ものだま』ってものがたくさん存在しているのよ。ひとことでいうと『もの』についている魂、ってとこかな。ものだま』は、人からよく話しかけられる『もの』に宿るんだ。例えば駅前のポスト。むかしから『願かけポスト』って呼ばれてたんだよね。入学願書をあのポストにいれると合格する、とか、応募ハガキが当選しやすい、とかねえ。
 
ものだまの声はね、小さい頃は、けっこう多くの人が聞いてるみたいなの。まったく聞こえない子もいるけどね。けど、わたしたちくらいの年になると、たいてい聞こえなくなっちゃうんだよね。小さい頃に聞いたことがあっても忘れちゃったり、覚えていても夢かなにかだったと思っていることがほとんど。

 

いいなあ!手塚治虫「雨ふり小僧」を思い出すなあ。モノを大事にしなきゃね。オススメです。(・∀・)

 

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