「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「マンション管理員オロオロ日記」(南野苑生)

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ウチのマンションもそうだけど、管理人さんっているよね。いつも掃除をしたりしたり掲示板に貼り紙を貼ったりしている。でもそれ以外に、実際にどんな仕事をしてどんな暮らしをしているのか、不思議に思ったことはないだろうか!?
 
「若者はまずやらない仕事」住民の不服、苦情、その最前線。管理員が見つめる鈍色のドラマ。どん底からの奮闘の記録」そのエッセンスを紹介しよう。
 
マンション管理員は、なぜ老人ばかりなのだろう。ずばり言おう。賃金が安いからである。大阪の分譲マンションに夫婦住み込みで勤務する私の現在の給料は月15万円。実質手取りは13万円強。「副管理員」という立場の家内のほうは月平均6万円強。夫婦で20万円に満たない額なのである。若者はまずやってこない。薄給も辞さない耐久力がある。彼らを雇う管理会社にとっても、そのほうが都合がよい。
 
・それともうひとつは、マンション管理員という職業が、若者ではこなせない業務内容を多分に含んでいるからであろう。管理業務における最大の要諦は住民さんとの対話である。経済的にどん底に落ちてしまった私たち夫婦が生き残る道はここしかなかった。紆余曲折を経たものの、幸い私たちは住民さんたちに認められ、この仕事に誇りと充実感を感じることができるようになった。本書は、ズブの素人であった私が、一応一丁前の管理人として自覚するに至る奮闘の記録であるといっていい。
 
・管理員室に併設された管理員の居室は2DKが一般的平米数は他の住戸とほぼ同じだが、管理事務所も併設している分だけ居室が狭い。6畳間と4畳半の2室。そして6畳のダイニングキッチン、バス・トイレ付き。家賃、水道代、電気代はタダだ。ガス代だけは個人持ち。
 
その他、「小間使い:苦情承り人としてのマンション管理員」「水濡れ:修繕費は誰が持つのか?」「マンション管理員の日常:朝起きてから夜寝るまで」「貼り紙の抑止効果:不法駐輪を食い止める方法」「ゴミを守る:古紙回収業者の言い分」「カラスとの闘い:市環境課グッズの威力」「そしてマンション管理員になる:家内からの宣告」「3大トラブル:逆ギレモンスター登場」など。

 

このシリーズ、オモシロイなあ。自分では経験することはないからねー。学べるなー!φ(..)メモメモ オススメです。

 

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