酒場のギター弾き 小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「手塚治虫 99のことば」(手塚治虫 橋本一郎 編著)

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このブログでも何度も紹介している手塚治虫の本。これは名言集だね。昭和とともに亡くなったよね。60歳没だなんて若すぎたよね……。あれっ!?ワタシもあと3年じゃんっ!!!( ´Д`)=3
 
「生誕90周年を迎えた“漫画の神様”手塚治虫の創作の秘密がこの一冊に! 日本の漫画界のパイオニアにして、常にトップランナーであり続けた手塚が折に触れて語った言葉は、モノづくりに携わる人だけでなく、すべてのビジネスパーソンの心に響く名言ばかり。さらにデビュー前の貴重な原画や設定資料など、貴重な画像資料も満載」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・女の子の漫画といえば、目の中に、星が光っているのが通例になっている。これも女性の見果てぬ夢への表現かもしれない。なぜ、ぼくがこんな例を引用するかというと、要するに漫画は、欲求の映像的い表現をするものだということを言いたいのである。
 
・医者になれば軍医として士官待遇を受けられるし、矯正徴兵も免れるとあって、阪大を受けた。それが最大のズレであった。どうにか入学できた途端に、終戦になってしまったのである。
 
プロというには、なんにもないところから引き出さにゃダメだ(笑)。引き出しを開けたらなにもなくて、しかし何かを出さないことには締め切りが迫っている。そこで無から有を生ずるのが、プロですよ。
 
・加藤(謙一)氏と私との出逢いは、その後のお互いの人生を替える運命の日だったといえる。なぜなら関西でくすぶっていた一赤本絵描きの手塚治虫を中央の檜舞台へと登場させジャングル大帝火の鳥という、二本のライフワークを世に送り出す場を提供した人が加藤氏であり、(中略)漫画少年を連載執筆のひどい遅れによって発売日を狂わせ、(中略)このユニークな出版社を閉鎖に追い込んだ責任は、大半が手塚治虫にあるからである。
 
・アトムの毛は、アトムがどっちを向いてもふたつ見える。こういうのを漫画のウソと呼んでいる。漫画にとって、ウソはだいじなものだ。
 
世の中に ただひとつ いこいの場所が あるとすれば それは おかあさんの ひざの上である…
 
漫画少年に連載していたジャングル大帝が終わったので、ぼくは南方民族漂着説を、独断と偏見に充ちたSF物語として描き始めた。これが火の鳥である。
 
・ぼくらマンガ家には、結局のところ抽斗(ひきだし)が三つか四つぐらいしかないんです。ときどき他の抽斗を開けて目先を変えるけど、入っている材料は同じものなんです。ぼくらはそこから引っぱり出したものに、気に入られそうな味付けをして発表しているだけなんですよ。だからラーメン屋の小さな屋台と同じでね。
 
天才?とんでもない。私ほど苦しんでいる人間はいないんじゃない。悩んで損と分かっているのについ(笑)。
 
漫画は消耗品で、その都度屑箱に捨てられるものかもしれないけれど、その漫画の内容や主人公は、いつまでも読者の胸の中に生きているそういったことが漫画家にとって大事なのです。
 
ぼくには「あしたのジョー」は描けないし、「巨人の星も描けないんです。何を描いても、心から主人公の世界にのめりこむことができない、しらけたところがあるんですよ。
 
イデアは、もう、売るほどあるのに、その何分の一も形にできていない。おれは、もっと、もっと、仕事をしたいんだ。(「死の床で「仕事をさせてくれ」手塚悦子」
 
「隣へ行って、仕事をする。仕事をさせてくれ」(「死の床で「仕事をさせてくれ」手塚悦子」)
 
「ハトよ天まで」「フィルムは生きている」は、まだ読んでないなー。手塚作品再読します。オススメです。(・∀・)

 

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