「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「でんでんむしのかなしみ」(新美南吉)

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小学校のときから大好きだった童話が新美南吉「ごんぎつね」。何度読んでも切ないし、哀しいよね〜。(T_T)

 

愛知県半田市に出張のときに新美南吉の生家と記念館にいったときは感動したなあ。そして「ごんぎつね」以外の絵本があるとは!知らなかったっ!(・∀・) 昭和10年の作品だね。

 

「ある日、でんでんむしは、気がつきました。かなしみは誰でももっているのだ。わたしばかりではないのだ…。悲しみをこらえ続けるその向こうに、他人を思いやる優しさや愛が生まれることを伝える絵本」そのエッセンスを紹介しよう。

 

「わたしは いままで うっかりしていけれど、
わたしの せなかの からの なかには かなしみが いっぱい
つまっているではないか」この かなしみは どうしたら よいでしょう。

 

「あなたばかりじゃ ありません
わたしの せなかにも
かなしみは いっぱいです。」

 

とうとう はじめの でんでんむしは、きがつきました
かなしみは だれでも もっているのだ。
わたしばかりでは ないのだ。
わたしは わたしの かなしみを
こらえていかなきゃ ならない」

 

そして、この でんでんむしは 
もう なげくのを やめたのであります

 

お釈迦様が子どもを亡くした母親に伝えた話しを思い出しました。南吉の童話は優しさにあふれているよね。世代を超えて読まれるなんてスゴイよね。子どもが、つらいこと、悲しいことがあったとき読ませるといいよね。オススメです。(・∀・)

 

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