「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「もういらない」(吉田拓郎)

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思い出せば、8月1日くらいから体調が思わしくなく、本が読めなくなった。読もうと思ってもアタマに入ってこない、そんな状態が続いていた。それが一週間くらい前から、アタマが冴えて読めるようになった。また本が読める、イケる、イケるぞーっ!!!!(・∀・)

 

とうことでこの本。50歳超えたら、カラダにガタが来るよな〜!と思っていたらそのとおりになりました。(笑)1970年代から常にミュージックシーンに大きな影響を与え続けている吉田拓郎の50歳の激白集っ!そのエッセンスを紹介しよう。

 
吉田拓郎、かくあるべし」というものが世の中に蔓延していても、俺は俺の好きに生きる。イメージを作ったのは俺自身せいでもあるけれど、そのイメージが好きでついてきれくれたファンもいるけど、俺は絶対に裏切る。それは、確かに俺の青春だったけど「青春をいつまでも言っているんだ!」と。
楽しかったよ、伝説のライブと言われるつま恋なんか。俺もよく知ってるさ、自分で歌ったんだから。俺が一番わかっているんだよ、喜びも哀しみも。
 
2002年で考える。つま恋」をもう1回、ってことは「青春」をもう1回やるつもりなの?バカだね。青春は1回こっきりだからいいんだよ。青春は再現不能というか、人間は再現することを考えて青春を送っていないんだよ。結婚しようよ』みたいな曲作って欲しいって?「ばかやろ、できねーよ」っていま、結婚したくないんだから、全然作りたくない。当たり前だろ。
 
・俺は、基本的に飽きっぽいから、何でも長続きしないんだ。だから、意外に思われるかもしれないけど何かにしがみついてる”ってことはほとんどないね。
 
ミュージシャンとしての終着点というのは、もう自分で決めてる。ミュージシャンとしてというか、自分の人生の終着点とか、あるいは自分の“ここらへん”とかいう感覚は持ってる。それは俺はあと何枚アルバムを作るか」とかあと何枚出してくれるんだろうね」とか。自分の精神力と体力を見て「俺はあと何曲作るんでしょう」「アルバムを何枚作るんでしょう」という感覚。それで、俺の中ではある種の結論が出た。全部俺が決める。俺が作ったものだから。俺がちゃんとけじめをつける。
 
俺は、死は「お断り」にしたいんだよ死後の世界を考えたこともないし、死後の世界があるとも思わない。俺は、死なない、あるいは死ねない。とりあえず断ってんの。死神がやってきても、俺んところに来たって、俺を説得するのが大変だろ?ああ言えばこう言うから。ほとんど俺に論破されちゃうだろうから、死神も死んじゃうかもね。「お前のここが違う」とか俺に言われて、死神も反省しちゃうんじゃない?
 
・俺の枯れてる声が、ヴォーカリストとして好きだっていう人、いるわけだよ。だけど俺は大嫌い。俺の声、本当、スカン!俺の好きな声は泉谷しげる。あの声は、大好き声が細くてしびれる。ちょっとナイーブな声が好きなんだな。でも、やっぱり歌がうまいなと思うのは井上陽水さんだよね。年々うまいね。ムカつくね〜。本当に歌が好きだもんね。俺とは違って、俺、歌嫌い。本当、ギターとか弾いてる方が好きな人だよね。

 

へえ〜拓郎が陽水のことをコメントしているなんてはじめて読んだわ。「断捨離」が進みそうです。さすが、拓郎っ!オススメです。(・∀・)

 

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