【テレビで放映されないコロナ闘病記 12 寝られました?編】
昨日、8月26日午前中、無事退院した。15日ぶりのシャバ。荷物がちょっと多いので、妻に、14Fに来てもらった。「ありがとうございました。お世話になりました〜!」と看護師さんにあいさつをするワタシの右手にはギターケース!♪(笑)
翌日、つまり今日、27日。朝3時10分。目が覚める。びっくりした!!!15日にぶりに寝られた。昨日就寝が23時。ビックリした。寝られたよ〜!!!だいたい、健康体だったので食欲がないとか、寝られないということがいままで経験がなかったからねえ。
入院中は、けっこう良い患者さんだったと思う。体調や数値などが日に日に驚くほどよくなっていく。口酸素マスクがから鼻マスクになり、点滴もなくなり、食事が摂れるようになり、毎日、リハビリも進み、あっという間に退院ということになった。
「体調いかがですか?」「息があがったり苦しくなったりしませんか?」「お通じ、お小水、出てますか?」など毎日の看護師さんからの質問にも「はい」「いいえ」ちゃんと答えられる。体温、血圧、血糖値、どれも良い数字でシフトしてきたが、唯一、ちゃんと答えられなかった質問が、「寝られました?」だ。
入院して14日間、まともに寝ていない、寝られていない。ずっとベッドの上でうとうとと30分くらいお昼寝することがあったとは思うが、それにしても寝られない。疲れていないから寝られないのか?エネルギー使っていないから寝られないのか!?
就寝が22時、個室の部屋の電気は消すのだが、寝られない。ずっとテレビを観て、スマホをいじっていた。無理やり電気を消して、しばらくして目が覚める。深夜0時。ウーム……起床が6時、朝食が7時まで長い、長すぎるっ!!!真夜中に2回、看護師さんが見回りに来る。すっーっと扉が開く。「……こんばんは……」「…小野塚さん、寝られました?…」「…いえ、寝られません、起きてました…」というのが毎日のワンパターンな会話だった。
疲れていないから?寝酒がないから?おそらくイチバン最適な答えは「空腹だったから」だとは思うが。 昼間にちょっとリハビリを多めに、指にセンサーがついているので時間が掛かるパソコンも使い、雑誌や本を読み、できるだけ疲れて、夜、寝られるように、やっても眠られない。「眠剤使います?」といわれるが、いやいやいや、これ以上クスリに頼りたくない、要らない。それが15日間。 それが寝られたのだ!!!それは自宅に帰って来られたという安心感なのか。一日1,850キロカロリーというお粥生活からの解放だったのか!!!
あらためて体重を測ったら、12キロ落ちてました。(笑)2週間で。ということは、このペースでいくと一年後には、この世から消えているかもしれない。(笑)
新社会人のときの体重に戻りました。少しずつ体調、戻しながら社会復帰していきます。(・∀・)