道を歩いていて、いろんな落とし物がけっこうあるよね〜。例えば、手袋。案外多いよ〜。それから片一方だけのサンダルや靴。そして折りたたみ傘の袋!なんか虚しくなっちゃうよね〜!(・∀・)
さて、この本。「妄想脳トレの最終形態」(山里亮太)落とし物の数だけ物語がある。路上で本当に見つけた様々な落とし物をめぐる50の妄想エッセイ集」そのエッセンスを紹介しよう。
・ 道を歩いていると本来そこにはあるはずのないものが存在すること がある。たとえば手袋。よくある落とし物だ。私は「想像する」に尽きる。たとえば「 この手袋は誰かの形見かもしれない」と考え、 思い込んでみるのだ。この本を読んで、「 私ならこんなことを考える」 と新たな想像をしてもらえたら嬉しい。
「落ちている軍手を数えて歩く」「道には絶望も落ちている( 爪楊枝)」「文枝師匠でなければ誰が落としたというのか( アロンアルファ)」「靴底のないシンデレラを探している」「 百万円のお札は怒りしか生まない」「悲しい「PASMO」 が落ちている」「ニュートンは万有引力を発見し、 キティちゃんは慎重計測をする(リンゴ)」「 ラッキィ池田と象のジョウロのミステリー」「「 小林尊に会いたい」と願う短冊の行方」「 携帯電話のストラップからは彼女しか思い出さない」「 世界で一番哀愁漂うドアプレート(心込めて営業中)」「 鈴木雅之はサングラスを投げ捨てラストスパートするのか?」「 大浴場のスリッパ問題を考える」「 梶井基次郎はこの本の上にレモンを置いてくれるか?」「 バナナに関するいくつかの記憶」「考えるのは昔のことばかり たとえそれがハムであっても」「雪の上のVHSビデオテープ」「 自分は何かの17位になれるのか」「 ブラウン管テレビの上は何かを置く場所だった」「 日本で初めてたこを食べた記念碑」「 雪国の落とし物は春に見つかる」「 落ちているベルを押してしまったばかりに」「私の『深夜特急』 はホテルから出発しなかった」「 突っ張り棒が人生の指針となる日」「 文字が静かに落ちている世界」「落とし物は何かの鍵である」など。
いや〜これ、スゴイなあ!想像力が刺激されるなあ!オススメですっ!♪(・∀・)