「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ナナメの夕暮れ」(若林正恭)

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「自分探し」ってコトバ、変だよね。自分がわからないのに旅に出て自分がみつかるわけないのに。自分探しをするなら「統計心理学」で自分の素質を知ることだと思うけどなあ。(・∀・)

 

さて、この本。 「オードリー若林、待望の新エッセイ集!『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』から3年。雑誌ダ・ヴィンチでの連載に、大幅に書き下ろしエッセイを加えた、「自分探し」完結編!「生き辛い」と感じている全ての人に送ります」そのエッセンスを紹介しよう。

 
僕は「自分探し」を今までやってきた人間だ。なぜ、自分を探さなければいけなかったか。それは、自分がよく分からなかったからだ。自分は何が好きで、何が嫌いか。自分が何をしたくて、何をしたくないか。「めんどくさい人」と言われても「考え過ぎ」と何度も言われても、この国を、この社会を、この自分を、解体した解明しなければ一生自分の心に蓋をしたまま生きることになる。
 
ぼくはずっと毎日を楽しんで生きている人に憧れてきた。ずっと、周りの目を気にしないで自分を貫ける人に憧れてきた。なんとか死ぬまでに、そういう人間になりたいと願ってきた。だけど結論から言うとそういう人間になることを諦めた。諦めたし、飽きた。それが不思議なことに「自分探し」の答えと「日々を楽しむ」ってことをたぐり寄せた。この本にはその軌跡が描かれています。
 
一人で居てもあまり寂しくないのは、自分と話しているからなのだ。思えば子どもの頃からそうだった。いつまで自分と話しているつもりだろうか。人の話を聞くってどいういうことだろう?聞く。とはどういうことをいうのだろうか。
 
・ある日まえけん前田健さんがひどく落ち込んだ顔をしていた。聞けば、年上の男にふられたというのだ。ぼくは適当な言葉が見当たらずまえけんさんはいい人だから、もっと素晴らしい人に出会えますよ」と苦し紛れに言うと、まえけんさんはお前に100人の男にふられた男の気持ちがわかるのかよ!」と言った。その当時、ぼくは23歳。わかる訳がない。
 
「なぜ、こんなに怖いのか」「机に座って考える?」「キューバへ」「ぼくは、紅茶を「飲みたい」か?」「耳に痛い話(しくじり先生)」「ナナメの殺し方」など。
 
若林の人間性が伝わるよね。この本で勇気づけられる人も多いだろうなあ。オススメです。(・∀・)

 

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この本と併せて読むことをオススメします。(・∀・)

 

lp6ac4.hatenablog.com