
以前より気になっていた本。ようやく読みましたっ!♪考えさせられるなあ……やっぱりそうだったかあ!レジ袋有料化したってまったく解決にならないんだね……。
「新書大賞2021」受賞作。人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。その危機の解決策のヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす」そのエッセンスを紹介しよう。
・温暖化対策として、あなたは、なにかしているだろうか。
・なぜだろうか。温暖化対策をしていると思い込むことで、 真に必要とされているもっと大胆なアクションを起こさなくなって しまうからだ。良心の呵責から逃れ、 現実の危機から目を背けることを許す「免罪符」 として機能する消費行動は、 資本の側が環境配慮を装って私たちを欺くグリーンウォッシュにい とも簡単に取り込まれてしまう。
・人類の経済活動が地球に与えた影響があまりに大きいため、 ノーベル化学賞受賞者のパウル・クルッツェンは、 地質学的にみて、地球は新たな年代に突入したと言い、それを「 人新世(ひとしんせい)」と名付けた。人間たちの活動の痕跡が、 地球の表面を覆いつくした年代という意味である。
・この正しい方向を突き止めるためには、 気候危機の原因にまでさかのぼる必要がある。 その原因の鍵を握るのが。資本主義にほかならない。 なぜなら二酸化炭素の排出量が大きく増え始めたのは、 産業革命以降、 つまり資本主義が本格的に始動して以来のことだからだ。そして、 その直後に、資本について考え抜いた思想家がいた。そう、 カール・マルクスである。
・エコバッグすらも、新しいデザインのものが次々と発売される。 宣伝に刺激され、また次のものを買ってしまう。そして、 免罪符がもたらす満足感のせいで、 そのエコバッグが作られる際の遠くの地での人間や自然への暴力に は、ますまず無関心になる。資本が謀(たばか)るグリーン・ ウォッシュに取り込まれるとはそういうことだ。
・南米チリでは、欧米人の「ヘルシーな食生活」のため、 つまり帝国的生活様式のために、 輸出向けのアボカドを栽培してきた。「森のバター」 とも呼ばれるアボカドの栽培には多量の水が必要となる。また、 土壌の養分を食いつくすため、一度アボカドを生産すると、 ほかの種類の果物などの栽培は困難になってしまう。 チリは自分たちの生活用水や食料生産を犠牲にしてきたのである。 そのチリを大干ばつが襲い、深刻な水不足を招いている。 これには気候変動が影響しているといわれている。そこに、 新型コロナウィルスによるパンデミックが追い打ちをかけた。 ところが、大干ばつでますます希少となった水は、 コロナ対策として手洗いに使われるのではなく、 輸出用のアボカド栽培に使われている。 水道が民営化されているせいである。このように、 欧米人の消費主義的ライフスタイルがもたらす気候変動やパンデミ ックによる被害に、真っ先に晒されるのは周辺部なのである。
・結局、地球はひとつしかなく、 すべてはつながっているということだ。
考えさせられるなあ……。そうだよね。やっぱり「酒とギターと歌とつながり」は、間違いないねえ……。オススメです。(^^)

