ワタシがコドモの頃(昭和40年代)の飲みモノといえば、コカ・コーラ、ファンタ、スプライト、チェリオ、ミリンダ。これくらいしかなった。 (・∀・) プラッシー、リボンシトロンは飲んだことなかったなー。オロナミンCは高かったし!(笑)
なかでも印象的なのは「ドクターペッパー」の原型(?)「ミスターピブ」とチョコレートドリンク「ユーフー」、そして「ファンタゴールデングレープ」!!!
さて、この本。「大好評!「ザ・ジュース大図鑑」第2弾!!教科書は教えてくれない飲みモノ史。「ザ・ジュース大図鑑」では扱わなかった人気飲料カルピス、缶コーヒー、缶紅茶、スポーツドリンク、乳性飲料、缶茶、缶野菜ジュースなど、目からウロコの楽しい雑学が盛りだくさん。もちろん、飲み物年表付き」そのエッセンスを紹介しよう。
【巻頭カルピス史】
・カルシウムの摂取が栄養学上奨励されていたこともあって、 カルシウムを付加して「カル」「ピス」は梵語で「醍醐味」( 史上最高の味)の意味の「サルピスマンダ」から名づけた。「 カルピル」では語呂が悪く、当時の音声学の権威、 山田耕筰の勧めもあってカルピスに決定したという。 こうして命名された「カルピス」は大正8年の七夕に発売され、 以後倍々ゲームの大ヒット商品となった。
・昭和46年は生産能力いっぱいで、店頭で品薄になり、 そこにコーラス、ミルトンらが便乗する形で売り上げを伸ばす。 各社生産ラインを増設し需要増に答えようとしたが、 反動で昭和47年には値崩れが起き、売れ行きが悪かった。 そこで家庭内消費が中心であった乳酸菌飲料の戸外の需要を見越し 、同年、カルピスはカルピコ缶を発売、 カルピス姉妹品として語感やスペルに似たものをコンピューターで 打ち出したという。
・日本におけるコーヒーの先駆けは昭和44年に開発された「 UCC上島珈琲」が第一号とされている。 しかしUCCのは分類上では「乳飲料」であるから、 缶コーヒーの定義を狭く解釈すれば、 昭和47年のポッカの缶コーヒーが先駆けともいえる。ところが、 昭和33年12月、外山食品が「ダイヤモンド缶入りコーヒー」 を発売した。200g缶入り100円で「 業界初のストレートコーヒー」とされているから、 希釈飲料ではないコーヒードリンクが缶に入った始めと言えようか 。昭和39年に「ダイヤエース」 といいう濃縮乳酸菌飲料を出していた外山食品は過当競争に破れ、 倒産。
・烏龍茶は、一般には葉が烏のように黒く、 龍のように曲がりくねっていることからだという。 本格的に愛飲されたのは昭和50年代から。 昭和54年9月に、 当時の人気歌手ピンクレディがテレビ番組で、 自分たちがウーロン茶を愛用していることを発言した。 これが引き金となり女性週刊誌がウーロン茶を愛用しているタレン トの記事を書き立てて、 主婦層を中心にウーロン茶のブームが起こった。
・昭和40年に生まれたオロナミンCは当初、 医薬品として販売したい意向もあったが、 炭酸飲料入りのドリンクは医薬品として認められなかったので清涼 飲料となったそうだ。このことで薬局・ 薬店に限定されずどこでも販売できることになり、 売り上げのヒットにつながることになった。 値段は国鉄初乗り10円の時代に一本100円。 ネーミングは大塚製薬のオロナインH軟膏にちなんでいる。
・「ポカリスエット」の「スエット」は汗の意味だが、「ポカリ」 は何だろうか。大塚製薬にようると「 明るい爽やかなイメージを出せるような音を狙っておりますが、 ポカリそのものには特別な意味はありません」としている。
▲ ワタシが大好きだった「ミスターピブ」
▲ これまた大好きな、歌にもなった「ユーフー」
懐かしいなあ!串間努さんの本、また読んでいこう!オススメです!(・∀・)