酒場のギター弾き 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「こころが疲れたら読む 世紀末おとぎ話」(植木不等式)

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むかし、桃太郎とか、浦島太郎とかのおとぎ話のパロディって流行ったよね!(・∀・)
 
昔々、おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな「クリ」がどんぶらこ、どんぶらこ、と流れてきました。家に持ち帰るとおじいさんはいいました。「ばあさんも、もうろくしたのお、これは「クリ」じゃなくて「桃だろう」!?」(笑)とか。(^◇^)
 
さて、この本。それを彷彿させる大人のためのギャグ童話。「見えない錦糸で織られた呉服を着ていい気になる次郎長の子分の大政(裸の大政)や政治家や総会屋との癒着で「かぶ」を大きくするお金持ちのおじいさん(大きなかぶ)など世紀末なキャラクターたちが登場する笑えるおとぎ話」中でも代表的なお話を紹介しよう。
 
 
「アリとキリギリス」
 
あるところに、働き者のアリと、怠け者のキリギリスがおりました。
キリギリスはアリを見て言いました。
「やあ、アリ君、汗水たらして、体を鍛えて、なんの役に立つのかね。有名になって金持ちになる気かい?」
アリはつかつか歩み寄りました。
「その通りだ」
低い声がするやいなや、強烈な右フックがさく裂しましたキリギリスは泡を吹いてその場にノビてしまいました。
その後アリは世界チャンピオンになり、アトランタ五輪の聖火台でも頑張ったのは記憶に新しいところです
皆さんも、ケンカをふっかける前には相手を選ばなければいけませんよ。
 
 
「桃太郎」
 
「オレに名前をつけんかい」「うーんと、桃から生まれたのだか、金太郎」
ぼこぼこぼこ。
「阿呆!おざなりに名前をつけるな」
おばあさんはいいました。「じゃあ、浦島太郎」
ぼこぼこぼこ。
「もっと素直になれよ」「じゃあ、沢木耕太郎
ぼこぼこぼこ。「じゃあ、もーれつア太郎
ぼこぼこぼこ。「太郎がつくもの探してるだろ」
「じゃあ、モヘンジョ=ダロ」
ぼこぼこぼこ。「じゃあ、公共広告機構ジャロ」
ぼこぼこぼこ。「いいかげん語尾の制約から離れろよおまえら」
「じゃあ、桃から生まれたという原点に立ち戻って、菊池桃子
ぼこぼこぼこ。「じゃあ、さくらももこ
ぼこぼこぼこ。「じゃあ、桃井かおり
ぼこぼこぼこ。「じゃあ、ミンキーモモ
「どんどん方向がズレてやしないか?」
 
「圧縮版桃太郎」
 
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでおりました。おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に、桃太郎は鬼が島に鬼退治に行きました。おしまい。
 
かぐや姫」「冷麺の音楽隊」「すごいアヒルの子」「マッチ売りの少女」「大きなかぶ」など。

 

このセンス、好きだなあ。植木等じゃなくて「不等式」ってのも笑える!オススメです!(・∀・)

 

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