「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「馬鹿が止まらない」(堀井憲一郎)

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またまたホリイさんの本。オモシロイ、オモシ過ぎるっ!男って、きっとこんな似たようなことやってるよね。ワタシも思い当たる節があるもんっ!♪(笑)

 

愚行に失敗、勘違い、粗相に手抜かり、エラーに暴投と、おなじみの数える評論家が、一切数えず調べずの馬鹿まる出し50本。ホント、人生いろいろあるよなあ」中でも代表的なバカ話を紹介しよう。
 
棒高跳びをやっていた頃」
 
棒高跳びをやってたことがある。中学3年生のときだ。陸上部にいた。
なんだか面白そうなので、やってみる気になった。それに、棒高跳びなんて競技人口が少なそうである。(ひょっとして、京都でやってる中学生は3人だけだったりして……だったらいつも3人以内だぞ、うふふ)考えることが、いつも姑息である。しかし京都府の大会でエントリーしているのが14人ぐらいだった。(よしよし、おれの考えは間違っていないぞ。次の大会で5人が下痢で倒れてしまい、あと3人が電車の事故で遅れれば、おお、それでいきなり6位に入賞ではないか。6位だと賞状がもらえるぞ、やったやった、やっぱ、棒高跳びで間違ってなかった……)考え方が間違ってると思うけど。
 
中三の春から練習を初めた。ただ、あんまりカッコ良くなかった。ポールが竹だったのだ。ポールというのは棒高跳びの棒である。竹で跳んでいたのだ。これはあまりカッコ良くない。必死の形相で、竹を手に持って全速力で走る男……。ううむ。まるで、自分の船が勝手に動き出したので、慌てて棹を持って走ってる船頭みたいだ。北斎の錦絵じゃないんだから。
 
その他、「熱海のストリップは「寿」」「三十三枚の卒業論文」「エレベーターに閉じ込められた日」「桜樹ルイが噛んだ」「水道橋にたどりつけない」「原稿料、3万5千円」「陰毛は遠かった」「かっぱえびせんの衝撃」「大脱肛」「吉野家の最期」「バスのボタンを押す勇気」「参議院議員ビーサン」「石を宙に浮かせる老人」「京都教育大学附属小ろ組」「3円足りない!」「オギワラとハギワラ」「吉野家のみそ汁」「吉野家の復活」「お座敷列車がゆく」「電車賃が足りないとき」「作文は苦手だ」「就職活動の顛末」「新潟は全滅した」「堀井名人の長考」「レット・イット・ビー」「似顔絵の投稿のしかた」「からまる下着」「フランス料理店、突入」「記念切手を使う」「ニヒルに生きたい」「聴衆、14人!」「僕が超能力者だったころ」など。
 

吉野家の最期」ってなかなかできない経験だろうなあ……。オススメですっ!♪

 

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