またまたホリイさんの本。オモシロイ、オモシ過ぎるっ!男って、きっとこんな似たようなことやってるよね。ワタシも思い当たる節があるもんっ!♪(笑)
「愚行に失敗、勘違い、粗相に手抜かり、エラーに暴投と、おなじみの数える評論家が、一切数えず調べずの馬鹿まる出し50本。ホント、人生いろいろあるよなあ」中でも代表的なバカ話を紹介しよう。
「棒高跳びをやっていた頃」
棒高跳びをやってたことがある。中学3年生のときだ。 陸上部にいた。
なんだか面白そうなので、やってみる気になった。それに、 棒高跳びなんて競技人口が少なそうである。(ひょっとして、 京都でやってる中学生は3人だけだったりして…… だったらいつも3人以内だぞ、うふふ)考えることが、 いつも姑息である。 しかし京都府の大会でエントリーしているのが14人ぐらいだった 。(よしよし、おれの考えは間違っていないぞ。 次の大会で5人が下痢で倒れてしまい、 あと3人が電車の事故で遅れれば、おお、 それでいきなり6位に入賞ではないか。 6位だと賞状がもらえるぞ、やったやった、やっぱ、 棒高跳びで間違ってなかった……) 考え方が間違ってると思うけど。
中三の春から練習を初めた。ただ、あんまりカッコ良くなかった。 ポールが竹だったのだ。ポールというのは棒高跳びの棒である。 竹で跳んでいたのだ。これはあまりカッコ良くない。 必死の形相で、竹を手に持って全速力で走る男……。ううむ。 まるで、自分の船が勝手に動き出したので、 慌てて棹を持って走ってる船頭みたいだ。 北斎の錦絵じゃないんだから。
その他、「熱海のストリップは「寿」」「三十三枚の卒業論文」「 エレベーターに閉じ込められた日」「桜樹ルイが噛んだ」「 水道橋にたどりつけない」「原稿料、3万5千円」「 陰毛は遠かった」「かっぱえびせんの衝撃」「大脱肛」「 吉野家の最期」「バスのボタンを押す勇気」「 参議院議員とビーサン」「石を宙に浮かせる老人」「 京都教育大学附属小ろ組」「3円足りない!」「オギワラとハギワラ」「吉野家のみそ汁」「 吉野家の復活」「お座敷列車がゆく」「電車賃が足りないとき」「 作文は苦手だ」「就職活動の顛末」「新潟は全滅した」「 堀井名人の長考」「レット・イット・ビー」「 似顔絵の投稿のしかた」「からまる下着」「フランス料理店、 突入」「記念切手を使う」「ニヒルに生きたい」「聴衆、14人! 」「僕が超能力者だったころ」など。
「吉野家の最期」ってなかなかできない経験だろうなあ……。オススメですっ!♪