「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ほろ酔い文学事典 作家が描いた酒の情景」(重金敦之)

f:id:lp6ac4:20200424063659j:plain

ほろ酔い文学事典 作家が描いた酒の情景 (朝日新書)
 

酒場や居酒屋で飲んでいない……もう3週間!これほどのブランクは人生の中でないなあ……。 家での晩酌も悪くはないんだけど、やっぱり酒場で飲まなきゃ!これじゃ「酒場のギター弾き」も返上だ!ただの「ギター弾き」になっちゃうなあ……!(笑)(・∀・) せめてお酒の本を読もうっ!

 

作家の酒との付き合い方は、各人各様。お風呂上がりに、ビールをただひたすら、ゴクゴクゴク。宿酔いの朝、コーヒーの代わりにシャンパンをグッと一杯。チキンライスやコロッケなど、洋食を肴に日本酒をちびりちびりと。琥珀色のシングル・モルトに、澄んだ水をほんの少し加えて。飛行機に乗ったら、ブラディマリーを注文。焼酎をショッチュウ飲んだり、「ノーメル賞」で表彰されたり…作家をめぐる酒の話は尽きない。いざ、美酒と文学の世界へ!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
坂口謹一郎は、先述の「ビール讃」で、ビールの魅力の最たる点はその「庶民性」にあるとも指摘している。面倒なおつまみの用意もなくていい。特別なお膳立ても必要とはしない。食事中に飲むのなら、和洋中の別を問わない。食事中でなくとも、お茶の代わりでもいい。
 
ビールの王冠が一般的に使用されるようになったのは、1900(明治33)年頃で、それ以前はコルクだった。コルクの栓は瓶の口に差し込む作業に時間がかかり、効率がよくない。その上、抜くのが一苦労だったし、たとえ抜けたとしてもよく泡が吹き出すので座敷や着物を汚し、料理屋に評判がよくなかった。日本で最初に、王冠の栓を付けて売り出したのは、東京麦酒(後の大日本麦酒現在のサッポロ、アサヒの全身)で明治32年
 
オールドパーは戦後の最高級ウィスキーあった岩倉具視を全権大使とする欧米視察団は1871(明治4)年に出発するが、その折にお土産として持ち帰ったのが、「オールドパー」。以来高級ウィスキーの代名詞となる。パーおじいさん」という意味で、152歳まで生きたという伝説がある。

 

今日は、発泡酒じゃなくて、第三のビールじゃなくて、ほんまもんのビールにしよう!お酒好きの方にオススメです。(・∀・)

 

f:id:lp6ac4:20200424063659j:plain

ほろ酔い文学事典 作家が描いた酒の情景 (朝日新書)