「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「居酒屋を極める」(太田和彦)

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居酒屋を極める (新潮新書)

居酒屋を極める (新潮新書)

 

どの世界でもその道を極めるっていいよねえ。特にこの本のタイトルのように「居酒屋を極める」なんて幸せすぎるっ!!!(・∀・)!!!

 

「全国の店探訪歴三十年、「孤高の居酒屋評論家・太田和彦が満を持して展開する「居酒屋論」。いや、決して堅苦しい講釈ではなく、いい店の見分け方や粋な注文法、一人でも心地よく過ごすためのコツに加え、全国の名店・名老舗の物語などなど持てる力をフルに発揮して大人の至福へ誘うという寸法。自身の酒呑み人生も交え、奥深い魅力を余すところなく披露。本書自体が酒の肴になること請け合い、今夜は居酒屋に行きたくなる」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・経験から得た良い居酒屋選びの結論は「古くて、小さい店」だ。「古い店」は、良心的な仕事で正直に、手頃な価格でおいしいものがあるから続いてきているんだろうという期待がわく。つまり信用だ。少なくとも建物が古ければ長く続いていると想像する。小さい店」は、大量仕入れ大量調理ではない手作りの味が期待できる。見渡せるだけの範囲ならば主人の目が行き届き、目が合えば注文できるサービスも細やかだろう。というわけで古くて小さな店」を探す。
 
・堅実な手として、自分だけの定番の品を持つ方法がある。どこへ行っても、とりあえずこれ」を決めておくとスムーズだ。私は初心者のころはタコぶつで通した。
 
・日本中を回り、古く長く続く居酒屋が人々のよりどころになっている町は良い町、健全な町だと知った。そうした町は歴史的に安定した城下町が多いことは偶然ではないかもしれない。居酒屋は町の人心安定の象徴である。これを結論としよう。
 
特に、「独酌三四郎」(旭川)「万年青(おもと)」(釧路)「粋花亭」(函館)「ふく郎」(亜青森)「しまや」(弘前)「酒盃」(秋田)「籠太」(会津若松)「源氏」(仙台)「魚仙」(長岡)「親爺」(富山)「浜長」(金沢)「みますや」(神田)「笹吟」(代々木上原)「武蔵屋」(横浜・閉店)「久昇」(藤沢)「多可能(たかの)」(静岡)「大甚本店」(名古屋)「虎丸」(伊勢)「赤垣屋」「魚とお酒 ごとし」「食堂おがわ」「神馬(しんめ)」(京都)「ながほり」(大阪)「哲粋」(神戸)「桔梗屋」(米子)「田吾作」(島根・益田)「ほづみ亭」(宇和島)「さきと」(福岡)「うりずん」(那覇など。

 

まだまだ行っていないところだらけだ。全店制覇を生涯の目標にしよう。(笑)オススメです!(・∀・)

 

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居酒屋を極める (新潮新書)

居酒屋を極める (新潮新書)