「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「やぶさか対談」(東海林さだお・椎名誠)

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やぶさか対談 (講談社文庫)

やぶさか対談 (講談社文庫)

 

さあて、またまたオモシロイ本を読みましたよー!移動中に本を読むんだけど、最近、なかなかじっくりと移動する(?)時間が取れなかったり、事務仕事が多いので読書がすススマないんだよね〜!(笑)

 

ノーベル賞からラーメン王まで、巨大な才能、ユニークな個性を「やぶさかではない」と、このふたりが、生ビール片手にもみほぐす!登場するゲストは、田嶋陽子大江健三郎沢野ひとしドクター中松鈴木その子の各氏。ささいなことに笑いながら、気がつくと核心に迫っている、とっておきの話満載の対談集」そのエッセンスを紹介しよう。



【すき焼きの掟】


(椎名) 俺、昔、植村直己さんとすき焼きやで対談したことあるの。すごく不利なんだ。あの人、生肉が好きだから、どんどん生で食べちゃうんだ。だから、こっちも焦る(笑)。ちょっと塩かけて。火を通すより好きなんだって。

(東海林)好き嫌いで、水の中にいた奴がダメっていう人、いるね。魚とかドジョウとか昆布とか。お豆腐も、一時、水の中にいたからダメって。(笑)あと吉村昭さんのエッセイに出てたんだけど、土の中にいたもんがイヤだっていう人がいるんだって。あんな暗いところで、よくまあ我慢してきたって(笑)。

 


【すぐ欲しくなる売り方」実演販売人 川口隆史】



(川口) お客さんを惹きつけるポイントって何の商売も同じだと思うんですけど、人を集めるコツは二つなんですね。一つは目に訴えて寄せる。野菜のきれいな飾り切りみたいなものをやって見せると、面白いから立ち止まる。それを繋げていくんです。もう一つはお客さんの耳。僕らが喋る、あるいは音を立てる、そうすると「あ、何だろ?」となりますから、それで集める。最初に見た人が買わなくてもいい。「滞在時間」が長くて、要するとサクラになってくれればいい。そうしたら、次のお客さんが来てくれる。最初についてくれた人にはタダであげちゃってもいいと思うくらい(笑)。

 


【酸欠が発想を生む ドクター中松

 


僕は「発想の五重塔というとを言ってましねて。第一層がスピリット、精神ですね
第二層がボディ、体が健全でなければ健全な考えにはならない。第三層が勉強。それもブンジニア(文化系+エンジニア)的な勉強。肉体を健全にするには5つの項目があるんですよ。「何を飲んでますか」「何を食べてますか」「どんな睡眠をしてますか」「どんな鍛錬をしてますか」「どんなセックスをしてますか」これが私のリボディ試論、健康の5大要素ですね。

ジョギングは非常に体に悪いんです。なぜならジョギングは体重の三倍×70%の重さが、腰とか、膝とか頭に振動を与えるんです。体重70キロの人は147キロの衝撃がガンガン加わる。つまりボクシングで連続的に頭を打たれているのと同じ状態なんですよ。


僕の家には「静の部屋」「動の部屋」という発想の部屋があるんですよ。それから発想するときは必ず水に潜るんです。最大の理由は、発想は水の中が一番出るっていうのが僕の理論だからなんですね。息が吸えないと酸素が来ませんね。で、いろんな実験をやってみると、酸素が少ないほうが発想が湧くんです。長時間だと死ぬわけですよ(笑)。だから、死ぬ0.5秒ぐらい前にパッと閃かなければいけない。閃いたら、水中でメモを取らなきゃいけない。僕は水中メモ取り器を発明しました。それでメモをとるわけです。

頭をよくすることが、発明を生むだけじゃなくて、寿命を延ばす。人はまずボケてから死ぬわけですね。頭がいいってことはボケないってことですから、長寿に繋がる。僕はやっぱり東大に入れなきゃいけないと思う。東大の試験は答えがある問題ですね。それにすら答えられない人は、もう論外なのね(笑)。かつ東大に入れても、必ずしも頭がいいわけじゃない。実社会は答えのない問題を解くのが殆どですから、それに答えを出せなきゃいけない。答えのないことがまさに発明であって、誰も考えてない答えのないことに、自分で答えをつくっていくわけです。

 

そおかあ!酸欠が発想を生むのか!お風呂場で試してみよう!オススメです。(・∀・)

 

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やぶさか対談 (講談社文庫)

やぶさか対談 (講談社文庫)