「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「猫めしの丸かじり 18」(東海林さだお)

  


猫めしの丸かじり (丸かじりシリーズ)


全作品読破を目指している東海林さだお氏。「読むクスリ」「読むリラクゼーション」だよね。ときどきこの文章を読んで癒やされたくなる。(笑)(・∀・)シリーズ18弾のエッセンスを紹介しよう。


「ハムカツ再会」


まず世間が指摘するのは身分詐称問題である。ハムカツと称してはいるが、実は中身はソーセージなのだ。もちろん本物のハムのハムカツもあるが、ソーセージのほうが圧倒的に多い。ハムカツは、カツだと言っているがカツではない。ハム(ソーセージ)にパン粉をまぶして揚げたものだから、正しい表現はハムフライのはずだ、誰が見たってまぎれもないハムフライだ。だから正直にハムフライと言えばよかったのに、ハムカツの先祖がつい見栄はって「カツだ」って言ってしまったんですね。


「くず餅をめぐる人々」


くず餅本人は気弱をよそおっているが、わたくしの見るところ、神経は図太い。それが証拠に態度がでかい。常に付き人つきで登場する。ドラ焼きが、自分でアンコを身内に詰め込み、すぐに食べられるようにセットアップして登場するのに対し、くず餅は単独で登場しない。きな粉と黒蜜という付き人を従えて登場する。太刀持ちと露払いを従えているようなものだという人もいる。


その他、「ラーメンスープ製作日記」「ソーセージのモグモグ」「暗いおいしさ(カレイ)」「うウズラといえども目玉焼き」「ローストビーフの屈辱」「ビワ食う人々」「キュウリの生き方」「捥ぐの実態」「栗饅頭の崩壊」「おはぎアンコ内包計画」「わがスーパーの定番」「おにぎりスタンド出現」「ハンペンは孤独である」「無洗米騒動」「いまどき「百円レストラン」」「干し芋の作法」「白菜のお新香の葉っぱのとこ」「うまいぞ猫めし」「ポップコーンの癒し」「ポテサラは黙っている」など。


ムカシはキャットフードなんてなかったよね。「猫めし」「ねこまんまだよね。オススメです。(・∀・)


 


猫めしの丸かじり (丸かじりシリーズ)