「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「郷愁の喫茶を訪ねて 東京ノスタルジック喫茶店2」(塩沢槙)


郷愁の喫茶を訪ねて---東京ノスタルジック喫茶店2


昭和39年生まれの私。昭和の雰囲気がプンプンするものが大好きだ。あの時代の息吹を感じるよね。スタバやドトールなどのイマドキのコーヒー店もいいんだけど「喫茶店」という響きが懐かしいよね。


さてこの本。「東京の町の盛り場に、裏通りの商店街に、ひっそりとたたずむ人生そのもののような、なつかしの喫茶店を訪ね歩くフォトドキュメント。美味しい珈琲と昭和の薫りする古い喫茶店愛する人へ」その第2弾は、私の大好きな店、そして世界一大好きな街の「さぼうる」が登場。そのエッセンスを紹介しましょう。


2009年、2年の月日をかけて最初の本「東京ノスタルジック喫茶店を完成させたとき、わかった。


東京ノスタルジック喫茶店


この本はコーヒーの物語ではない。出来上がっていたのはいまを生きる人々の人生の物語だった。そして、人生には楽しいことばかりではないということも、理解しなくてはならなかった。あれから更に2年。ふたたび東京の喫茶店を訪ねた。


皆、葛藤や苦しみや悩みを抱えたり、乗り越えたりしながら生きている。そこから目をそらしたくない。それをひっくるめ、いまを生きているということだ。そうしてささやかな幸せがキラキラと輝く。


町は生きている。店は生きている。人は生きている。


私は人間くさくて、人懐っこい喫茶店が大好きだ。これからもそんな喫茶店とともに生活してくだろう。


【神保町 味の喫茶店 さぼうる】

創業56年、人生をこの店に捧げた。店主になってからは、48年経ちます。




「そんなに堅苦しい営業方針なんてないよ。お客さんが喜んでくれたら、それに生き甲斐を感じるかな。神保町は学生の街だからみんな夢を持って来てる。夢のあるコーヒー屋でいたい。働いている人が楽しければね、きっとお客さんも楽しいと思うんだ。それは心がけていますよね。コーヒー売りながら夢を売ってます。いつまでも思い出に残る喫茶店じゃないとつまんないもんね。ああこんな喫茶店が神保町にあったなあと、思い出してくれるだけで十分だ」(鈴木文雄)



その他、「喫茶ジャパン」(新橋)「珈琲の殿堂プリンス」(町田)「珈琲茶寮 耕路」(池袋)「喫茶ブラジルコーヒー」(本所吾妻橋)「名曲・喫茶 麦」(本郷三丁目)「珈琲 琥珀」(高円寺)「喫茶レモン」「喫茶ニュー幌馬車」(亀有)「青山茶館」(青山)「純喫茶ボビー」(巣鴨)「珈琲亭ルアン」(大森)「珈琲専門店 論」(渋谷)「喫茶ヘッケルン」(虎ノ門)「かうひいや カファブンナ」(六本木)「イトウヤ コーヒーショップ」(目黒)「カフェトロワシャンブル」(下北沢)「珈琲バロン」(早稲田)「純喫茶 車」(初台)「コーヒーショップ ピノキオ」(大山)「喫茶 夏への扉」(青梅)「コーヒー専門店珈琲家族」(恵比寿)「珈琲館&サルーン騎士道」(新宿)「珈琲と紅茶とバロック音楽 平均律」(学芸大学)「珈琲店台東区役所西横店」(上野)「喫茶ニット」(錦糸町)「珈琲屋不二越」(成増)「カフェサンパウロ」(浅草)「桜ヶ丘邪宗門」(聖蹟桜ヶ丘)「自家焙煎珈琲館ドリームコーヒー」(池袋西口)「喫茶ライフ」(月島)「喫茶クラウン」(浅草)「カナディアンコーヒーショップ」(京王永山など。


ああ〜神保町に行きたい!「さぼうる」に行きたい!昭和の喫茶店巡りをしたいね。オススメです。(╹◡╹)



郷愁の喫茶を訪ねて---東京ノスタルジック喫茶店2