「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「東京ノスタルジック喫茶店」(塩沢槙)

  


東京ノスタルジック喫茶店


珈琲を飲もうとすると、ドトールやスタバ、シャノワール、プロントなどのチェーン店は数々あれど、時には昔ながらの昭和のレトロの喫茶店に行きたくなる時ってあるよね。(・o・)


さて、この本、東京の片隅、昔ながらの喫茶店、昭和を生きぬいた普通の人々の暮らし……、コーヒーにまつわる、さまざまな人間の人生の遍歴。41軒の喫茶店をめぐる人間と家族の死と愛と再生の物語。そのエッセンスを紹介しよう。


「頑固に」という言葉ばぴったりな喫茶店が、今日も町のあちこちで生き残っている。そんな喫茶店店主たちに会うために、東京の町を歩いた。茶店の物語は、コーヒーの物語なんかじゃなかった。全部人間の生きる姿だったのだ。そして人々の生きる形に合わせて東京の町は絶えず変化し続けていた。その町で生活している人たちの過去の思い出や記憶を置き去りにするようにして。なんでもない町の普通の喫茶店が、町で暮らす誰かにとっては懐かしくせつない特別な場所なのだ。



この中で行ったことがあるのは、荻窪邪宗門だけだなあ。(・o・)


「ラドリオ」「ミロンガヌオーバ」「純喫茶 ロザリオ」「カフェトロワバグ」(神田神保町)「名曲喫茶 ライオン」(渋谷)「ジャズ喫茶 マサコ」(下北沢)「でんえん」(国分寺)「珈琲店 トップ」(渋谷・新宿)「喫茶 タカセ」(池袋)「パーラートキ」「カフェ・ド・トレボン」(江古田)「喫茶 ピープル」「エース」(神田)「珈琲店 邪宗門」(荻窪)「純喫茶 テンダリー」(金町)「洋菓子・喫茶 ボンガトウ」(駒込)「万定フルーツパーラー」「喫茶 ルオー」(本郷)「喫茶 ピーター」「喫茶 エノモト」(田原町)「喫茶 古城」「純喫茶 丘」(上野)「カフェ ブールマン」(成城学園)「名曲喫茶 ヴィオロン」「珈琲店 gion」(阿佐ヶ谷)「喫茶店 物豆奇(ものずき)」(西荻窪)「珈琲店 銀座ブラジル」(浅草)「喫茶店 トミイ」(錦糸町)「喫茶室 サンローゼ」(北千住)「フルーツパーラー フクナガ」(四谷三丁目)「珈琲 TOM」(代々木)「純喫茶 アラスカ」(金町)「珈琲 古炉奈」(秋葉原)「珈琲店 木の実」(小岩)「珈琲 ワンモア」(平井)「喫茶 ロゼ」(吉祥寺)「パーラー キムラヤ」(新橋)など。


特に、「伝説のノスタルジック・ロスト(失われた昭和喫茶店たち)」は、なんだか胸が締め付けられる想いだ。いいなあ、全店制覇してみたいなあ。オススメです。(・∀・)


  


東京ノスタルジック喫茶店