「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「先の先を読め 複眼経営者「石橋信夫」という生き方」(樋口武男)


先の先を読め (文春新書)


恥ずかしながら、私は知りませんでした……大和ハウス創業者で、松下幸之助本田宗一郎と並び称される石橋信夫という人物を。


ユニークな名言・格言を生み出す達人でもあったという。この本では一話ごとに創業者の名言を掲げ、その言葉に結晶した等々の経営のヒントを伝える。そのエッセンスを紹介しよう。



「住」の世界の革命家として大和ハウス工業を創業し、一兆円企業に育て上げるまでの、着想のヒント、小が大を呑む闘魂、営業のツボ、複眼の視点、人材育成のコツ、直感と決断、「先の先」を見る先見性、情愛と「人の道」、逆転の発想。石橋信夫」の仕事と人生を語ることは、日本という国が、もっと真っ当で、輝いていた時代を語ることになると思う。


・事業のいのちは、カンやで。


・スピードこそ最大のサービスだ。


・アイデアを金では売らない。


・商品は三年後には墓場へやれ。


・お金ができたら商売は儲かりません。お金がないほうが儲かるもんや。


・仕事に惚れろ。会社に惚れろ。自分に惚れろ。(大和ハウス工業の“三惚れ”)


・身の回りは“金利だらけ”や。われわれ全員の身に、いつも金利がついて回っとると、いう意識を、徹底してほしい。


・商売は“深草少将(ふかくさのしょうしょう)だ”


・いま社会が、国が、何を求めているか。遊びから芸術・文化までよく考えないと、大和ハウスは潰れてしまう。


・樋口くん、“先の先”を見てくれよ。“先の先”やぞ。


やっぱりひとかどの人物の言葉は響くなあ。学べるなあ。ビジネスマン必読です。オススメです。(╹◡╹)




先の先を読め (文春新書)