「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ネトゲ廃人」(芦粼治)

 


ネトゲ廃人 (新潮文庫)


私はゲームはやらない(やれない)。ゲームセンターに行ってやるのは(やれるのは)エアーホッケーモグラたたき」「ワニワニパニックだ。(・∀・)


スマホでも「ねこあつめ」だけ。



(=^・^=)麻雀も、パチンコもギャンブルもいわゆるタバコの臭いがありそうなところには行かないし、縁がないのだ。


さて、この本。ネットゲーム=ネトゲにハマる人たちのドキュメント!


現実を捨て、虚構の人生に日夜のめり込む人たち。常時接続のPCやスマホが日用品と化した今、仮想世界で不特定多数と長時間遊べるネットゲーム人気は過熱する一方だ。その背後で、休職、鬱病育児放棄など社会生活に支障をきたすネトゲ廃人と呼ばれる人々を生んだ。リアルを喪失し、時間と金銭の際限ない浪費へ仕向けられたゲーム中毒者たちの素顔に迫る、衝撃のノンフィクション」そのエッセンスを紹介しよう。


人はどうして死ぬまでゲームをやるようになったのか?
ネットゲームの、何がそこまで魅力なのか?
ネトゲ廃人たちは、どんな人たちで、何を求め、どんなふうに生きているのか?
今、この日本で、子どもたちや大人たちに、いったい何が起きているのか?
ぼくは、ネトゲ廃人を求めて、旅を続けている。


「ネットゲームで失ったもの」


友だち、おしゃれする心、出かける探究心、外への興味、睡眠サイクル、膨大な時間と真っ当な人生


「ネットゲームで得たもの」


ネット友達


ネットゲームをやっていると、リアルの友だちがいらなくなる。だって、画面上に友だちがいっぱいいますがら。話をしていて本当に楽しい。わざわざお金をかけて外に出て友だちに会うってことの意味がなくなる


・「はまっている人は、みんな狂っているんじゃないでしょうか。社会との接点もなくなるし、人から見放された人なんだと思います。生まれたときも死ぬときも一人ですけど、生きている間は、せめて最低限、親とか友だちとか何人かいないと淋しいですよね。ゲームをそのまま続けて、おじいちゃんになって、そのまま死ぬのもいいけど、それでは凄く寂しすぎる。それに、ゲーム中で威張っていてヒーローになったつもりでも、現実に戻って来たら、孤独なただの独りよがりな、捻くれた人なんです。そういう意味で、はまっている人はロスタイムを生きているのかもしれません。そこを勘違いしたまま人生をずっと行っちゃうわけだから」


・「子どもは絶対にいらない。子どもがいるとゲームができなくなるじゃないですか。子どもがいないからゲームができるんですよ」


いや〜スゴイなあ……この集中力を他に活かせたらスゴイよねえ……。それほど夢中になるゲームってやってみたい……いや、ハマりそうだなあ……オススメです。(・∀・)


 


ネトゲ廃人 (新潮文庫)