「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「TOKYOオリンピック物語」(野地秩嘉)


TOKYOオリンピック物語 (小学館文庫)


この本は日本人必読である!課題図書として小中学生の読書感想文を強制的に書かせるべきだ!(笑)


東京オリンピック開催の年、1964(昭和39)年生まれの私にとっては、「オリンピック」には思い入れがある。2回めの東京オリンピックを2020年の4年後に控えた今こそ、読んでほしいのがこの本だ!(・o・)!あの時代の空気が、息吹が、ヒシヒシと感じられる!オリンピックを作り上げた陰の男たちの熱きドラマとは!?書籍版「プロジェクトX」!そのエッセンスを紹介しよう。


・本書を書いたのは新しい何かへの挑戦、そして、がむしゃらに突き進むこと、自ら変わることの大切さを訴えたかったからだ。そんな自己変革の成功例として私が見つけ出したのが1964年の東京オリンピックであった。日本の社会システムを変化させ、その結果、経済成長を加速させたイベントだった。


この本はスポーツヒーローに焦点を当てたものではない。これまでとりあげられることのなかった、大会を裏で支えた人たちだ。オリンピックを招致し、大会組織や運営システムを作り上げ、ひいては日本社会の変革を進めた人たちである。彼らが開発したシステムが戦後の日本を大きく変えた


亀倉雄策「日本人は時間を守るとか団体行動に向いているというのは嘘だ。どちらもオリンピック以降に確立したものだ。みんな、そのことを忘れている」

僕の功績はシンボルマークをデザインしたことではない。作ろうと提案したことだ。それまでは大会独自のシンボルマークは存在しなかった。五輪マークしか使わなかったんだ。東京オリンピックの独自マークが好評でその後みな作るようになった。初めて作ろうと提案したのが僕なんだ」



植木等「私にとって、1962年以前の日本とその後の日本では明らかに違っているNHKの上層部が『植木を出演させてもよい』と判断したのは。植木等が『新しさ』を持っていたからでしょう。『新しさ』が、1962年以後の日本社会の価値として重んじられるようになったんですよ」


「赤い太陽のポスター(亀倉雄策)」「勝者を速報せよ(竹下亨)」「1万人の腹を満たせ(村上信夫)」「民間警備の誕生(飯田亮)」「記録映画『東京オリンピック』(市川崑)」「ピクトグラム」「宴の遺産」など。


このオリンピックのポスターの躍動感!これを作るのにそんなに大変だったとは!?

すべての章をここで紹介したいくらいだ。もう一度言う!この本は日本人必読である!課題図書として小中学生の読書感想文を強制的に書かせるべきだ!(笑)超オススメです。(・∀・)



TOKYOオリンピック物語 (小学館文庫)