「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「「恋ゴコロ」のすべてがわかる 早稲田の恋愛学入門」(森川友義)


恋ゴコロのすべてがわかる 早稲田の恋愛学入門


全作品読破を狙っている、森川友義教授の「恋愛学」。学術的根拠にもとづいた恋愛のスキルとテクニックというのが存在するとは!!!なぜ、あの人がモテるのか?、また、なぜモテないのか? どうしたらモテるようになるのか?すべてがわかる究極の恋愛指南書。そのエッセンスを紹介しよう。


人生の三大岐路として「大学受験」「就職」「結婚(恋愛)」の3つが挙げられます。受験と就職に対しては、学校や塾での指導があり、失敗をしないように学ぶことができます。一方、恋愛や結婚についてはどうでしょうか?学校でも会社でも教えてくれることはありません。


・本講義では、進化生物学、進化心理学、経済学および政治学の分野で集められたデータを中心に『五感と配偶者選び』『恋愛市場の原理』を主な柱として解説します。講義の後半では、日本人が恋愛が恋愛や結婚をすることの難しさについても社会学の見地から言及します。


自分のことはさておき、恋人には自分よりレベルの高い人を求めているのです。これは高望みの典型で、実力以上のものを手に入れ、少しでも得をしたいという本心が透けて見えます。


一旦恋愛スイッチが入ってしまうと、その人がすべてとなってしまう感覚に陥るということ。つまり恋愛中の心理状態はトランス状態に近く、感情のコントロールが効かなくなって、現実とかけ離れた幻想にとらわれてしまうのです。これを「恋愛バブル」と呼んでいます。


そもそも人間は、ウエストがくびれた女性を美しいと認識するように遺伝子にプログラムされているようです。したがって自然と受胎率が高い女性を好むといういことになります。


・恋愛における味覚には、間接的味覚と直接的味覚の2つがあります。間接的味覚とは「食事」に関する味覚のことで、直接的味覚はずばり「キス」のことです。


・ドイツの人類学者エイベスフェルト博士の研究によれば、世界の10%の人間は、一生の間に一度もキスをしないで生涯を終えるそうです。またアメリカの男性の59%、女性の66%が最初のキスの段階で相性が合わないと感じて交際を断念した経験があることが判明しました。見た目や性格も大切ですが、キスの相性が合わなければ、カップルになることは難しいのです。


キスをすることによって、お互いの口のなかに存在するバクテリアが交換され、相性を確認することができます。キスをしてバクテリアが交換されると「病気になるか、免疫力がつくか」という2つの反応の起こりえます。キスをしたあとに体調がある悪くなった場合は、相手のバクテリアが合わなかったということです。一方、もっとキスをしたいという欲求が出た場合は相性がよいととらえることができます。


「男子学生への質問」次の二人の女性のうち、結婚するならどちらが良いですか?


1 浮気ばかりするAKB48(メンバーで最も魅力的と思う人をイメージしてください)

2 絶対に浮気しない森三中(メンバーで最も魅力的ではないと思う人をイメージしてください)

この質問に対して、70.5%がAKB48と解答しました。男性は視覚を重視するという傾向が色濃く出た結果といえるでしょう。


「女子学生への質問」次の二人の女性のうち、結婚するならどちらが良いですか?


1 フリーターで年収が100万円のイチロー、または水嶋ヒロ(どちらか好きな方をイメージしてください)

2 弁護士で年収が2千万円の出川哲朗、または江頭2:50(どちらか好きではないよほうをイメージしてください)

ことらの質問では、65%の女子学生が、年収が多く社会的ステータスが高い方、つまり出川哲朗か江頭2:50を選びました。この結果は「男は顔ではない!」という論の傍証となっており、見た目の不均衡は、稼ぎの多さによって打ち破ることができるのです。


基本的に女性は自分から好きと告白してはいけないのです。なぜなら、告白(求愛)によってもたらされるリスクが、男性より女性のほうが圧倒的に大きいからです。


後半の「聴覚的恋愛戦略」「恋愛偏差値計算方法(男性用・女性用)」は、特にオモシロイ!やってみるといいねえ。オススメです。(^o^)



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