「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「結婚は4人目以降で決めよ」(森川友義)

  


結婚は4人目以降で決めよ


この本はケッサクだ!今年のベスト10入りは間違いなし!(・o・)

「いよいよ恋愛を科学する時代がやってきた!今までで一番興味のある学問です」ロンドンブーツ1号2号田村淳)

2008年から始まった早稲田大学の人気講義「恋愛学入門」の集大成。そして日本の大学で唯一の恋愛学講座。市場原理、投資のルール等経済学的な視点と進化論的見地、男女の身体構造の違いから、現代の恋愛の仕組みを科学的に解き明かす。「最高のパートナー選び」の理論と実践法をレクチャーする。 そのエッセンスを紹介しよう。


結婚という目的を達成するには?簡単です。「あなたが好きな人にあなたを好きにさせればよい」好きな女性をあなたと結婚したい気持ちにさせるのです。しかし、これができないから苦労するわけですね。どうしたら恋人ができるのか、どうやったら結婚までたどり着けるのかは世の中の本には書いてありません。


この本では、恋愛、結婚、浮気(!)の場面で「どう行動すれば相手から気に入られるのか?」という処方箋を示しています。男として(女として)生まれたからには、異性にモテたい、魅力的な人とつき合いたいというのは、極めて自然で、いわば遺伝子に組み込まれた欲求です。しかしこの欲求が思い通り満たされることは一部を除いてほとんどありません


なぜ皆さんが思ったようにモテないのか。その理由と対策を解説していきますが、用いている科学的分析方法は以下の二つですl.

1 市場経済カニズムからみた男女関係と恋愛術

2 進化論的立場に立ち。先天的・根源的レベルから見た男女関係と恋愛術


・まずは、理論武装が必要です。

 ・恋愛とは何か?

 ・男女の身体の仕組みは恋愛とどうかかわっているのか?

 ・どうすれば女性を口説くことができるのか?


このような疑問に対し、市場経済カニズムや進化政治学の立場から答えを導き出すことによって、人は恋愛上手になれると考えています。最終的には女性と数多くの接触を経て技術に磨きをかける必要がありますが、事前に理論を理解しておいたほうが効率は良くなります。


「恋愛学」の観点からいえば、恋愛感情とは相手にまつわる幻想を与える機能を持ち、相手という商品の価値を実際以上に見せてしまう感情ととらえるのが一般的です。例えば一億円の価値の女性に恋愛感情を抱くと2億円にも3億円にも見えてしまうとうことになり、だからこそ手に入れたいと狂おしく思うのです。これを「恋愛バブル」と呼んでいます。


・まず恋愛感情は、一人の異性と半永久的に継続するようにつくられてはおらず、あくまでも短期的・中期的なものであることを知っておく必要があります。米国ラトガーズ大学のヘレン・フィッシャー教授は、数量分析の結果から、恋愛感情の賞味期限は4年ほどと算出しています。


・日本人の男女の平均結婚年齢がそれぞれ約31歳、29歳であり、平均寿命が男女とも80歳を超えつつある現実を踏まえると、一夫一婦制の原則の下に50年以上、一人の異性と夫婦生活を営まなければならない。10年間恋愛感情が続いたとしても、その後の40年間はどうしたら良いの?という事態になるのです。日本では全ての夫婦のうち10分の4以上がセックスレスと言われていますが、至極当然であるとも言えます。


・恋愛、結婚における原資は主に三つです。時間、エネルギー、お金。すべての男性が多かれ少なかれ持っているもので、これら三つをどのように投資するのかが、モテにつながります。


・私たちは恋愛や結婚の場面においては経済学で言う「最適化」をすることができません。洋服やパソコンにおいては、お店を何軒も見て回れば、比較検討して最適なものを選ぶことができますが、結婚市場では「最適化」ができないのです。この反対に位置するプロセスを「満足化」と呼ぶのですが、結婚は満足化のプロセスを踏まざるを得ません。一人ずつ出会っては別れて、そのプロセスの中で満足のいく最低ラインをクリアした女性を選ぶということになります。「36.8%の法則」によれば、確率的には、全体の出会いの総数の36.8%以降に位置する人と結婚すべし。10人の女性と交際するとしたら、最初の3人までをお試し期間として、4人目以上に、最初の3人の女性よりも魅力が上回った女性と結婚するのがベストということになります。


結婚生活はおおむね「我慢の連続」と考えられるわけですが、そもそもの根本的な問題は一夫一婦制にあるのです。一夫一婦制に多大な歪みがある以上、どこかでバランスを取っているはずですが、離婚・再婚の市場が整備されていないで、風俗の利用や不倫に対する、ある程度の寛容性によってバランスを取っていると思われます。家庭内離婚、セックスレス夫婦、という形になっても夫婦関係を維持しながら、一夫一婦制をなんとか運用しているのが現実のようです。


どの夫婦であっても、男女ともに、多かれ少なかれ、配偶者に対してうそをついているのが現状です。最も心を許したはずの相手にうそをつかなくてはいけないのは、一夫一婦制に歪みがあるからです。広く万人に認められる婚姻制度がほかに見つからない以上、この歪みもずっと続くことになります。


遠距離恋愛の男女では、一緒に住んでいるカップルより(1)ペニスが奥まで挿入され、(2)スラストの回数も多く、(3)その速度も早く、(4)性交時間も長い、ということがわかりました遠距離恋愛の二人が久しぶりに会うと、お互いを激しく求めます。恋愛の深さによるものと私たちは思いがちですが、実は意識の裏では、激しい精子戦争を体験した遺伝子に突き動かされているのです。


その他、「女は肉食系の男が根源的に好き?」「キスの値段考〜平均的なキスの値段は4万〜5万円?」「なぜ初恋の相手と結婚してはいけないか?の数学的証明」「不合理と知りながら、なぜ結婚するのか?」「男女の不良債権化問題」「男の「性処理」問題〜黙して語らない問題をあえて考える」「恋愛市場と結婚市場で成功する口説き戦略」など。


深イイ〜!!!さあ、さっそく実践しましょう!(笑)恋したいアナタに贈る。超オススメです。(・∀・)




結婚は4人目以降で決めよ