「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「超一流の雑談力」(安田正)

以前、何回かやったセミナーのタイトルが、「雑談力」なにげない会話=雑談をしながら人の心の距離を近づけて、心を開いていくのがウマいんだよね。さあ、この本でその雑談力を高めよう。そのエッセンスを紹介しよう。


雑談とは、意味のないムダ話をすることではありません。雑談とは、人間関係や仕事の質を根本から変えてくれる魔法のようなメソッドなのです。ところが、多くの人が雑談の本当の力を知りません。そのため気づかないうちにとても大きな損をしていることを、まずお伝えしたいと思います。


・三流は、出会った瞬間に悪印象を与える。二流は、記憶や印象に残らない。一流は、最初の1分で「忘れられない人」になる。


・三流は、雑談で相手を不快にする。二流は、何も生み出さない雑談をする。一流は、雑談で信頼を築く。


・三流は、人の話をまったく聞かない。二流は、聞いたふりだけうまい。一流は、相手が気持ちよくなる聞き方をする。


・三流は、人に嫌われて帰り、二流は、すぐに顔と名前を忘れられ、一流は、たった一回の雑談で親友になれる。


・三流は、会うたびに評価を下げる。二流は、一向に関係が進展せず悩む。一流は、会えば相手が笑顔になる。


・三流は、誰に対してもローテンション、二流は、お決まりのワンパターン、一流は、自在にコミュニケーションの型を操れる。


・三流は、ただただ迷惑がられ、二流は、検討しますと言って帰され、一流は、提案したことを感謝される。


・「できていないことがわからない」人間は三流で終わり、「できない」ことを知り、あきらめる人間は二流で終わるが、できるまで、とことんやりきれる人間が超一流になれる。


・さまざまな研究の結果、その人に対するおおむねの評価は会話が始まってから1分。最長でも4分で決まることがわかっています。自分のことを伝えるときのポイントは、話を短くおさめること。30秒から長くても1分以内にとどめて下さい。自己開示とは、あくまでも自分のことを知ってもらい、相手の警戒心を解くことが目的です。ほどほどの失敗談を、ほどほどの時間で話す。そして、相手に話してもらう時間をつくっていくようにします。


雑談で大切なのは相手をのせること。基本的には相手に合わせて話題や接し方を変えて、盛り上がりやすい空気を作っていくものだということです。このとき大事な考え方は、会話における「タテ=会話の深さ」「ヨコ=何を話題にするか」です。さまざまな話題をふりながら(ヨコ展開)、この人は何に興味があるのか、どんな話をすれば会話が深まっていくのかを探っていき、相手がのってきたところでその話題を深めていきます。(タテ展開)


基本的には一つの話題をフックにして、相手の反応を見ながら話題を変えていき、相手がどこに引っかかるのか探っていく。引っかかる話題があったら、深掘りしていく……と、これが雑談の基本的な流れになります。このやり取りの中で相手のことを知り、自分のことを知ってもらい、距離を縮めていくのです。


人をつかむのは「雑学」ではなく「使える知識」「相手に実益のある話」です。これをうまく提供していけるとよいわけです。


・相手の共感を呼ぶうなづき方は「さしすせそ」です。


「さ=さすがですね」「し=知らなかったです」「す=素敵ですね」「せ=センスがいいですね」「そ=それはすごいですね」


・私がおすすめしたい質問フレーズがあります。それは「何か特別なことをされているんですか?」というもの。自分が生活の中でがんばっていること、こだわっていることを褒められれば、誰だって嬉しいわけですね。そういうときにこのフレーズは相手の欲求を刺激してくれます。


・【今日から始める雑談トレーニング】


「エレベーターで「何階ですか?」と聞く」「会計のときに店員さんにひと言話す」「混んだ居酒屋で店員さんをスマートに呼ぶ」「アウェイの飲み会やパーティーに参加する」「社内の苦手な人・嫌いな人と軽く雑談をする」「インプットしたことを社内で話す、ウケる社内スピーチを考える」「謎かけを練習する」「結婚式などフォーマルな場でおもしろい乾杯のあいさつをする」


なるほど!使えるねー!φ(..)メモメモ。この本で雑談力を高めよう。オススメです。(・∀・)