この頃、特に、日本人に生まれて良かったと感じることがある。しかもこの時代に。歴史の本を読むたびに、テレビ等で世界を知り、外国人の日本の評価を知るたびに。四季があり、美味しいものがあり、「和」を大事にする日本人の気質に。(・∀・)
さて、この本、には、「“あなたが日本を選んで生まれてきた理由”を見つけ出すためのヒントをたくさん書かれてあります。それが理解できると、自分が誇らしく、日本を選択した自分を思い切りほめてあげたくなります。幸せに満たされて、この幸せを誰かと分かち合いたいと思えるようになるでしょう」そのエッセンスを紹介しよう。
・日本の気候は温暖で、太陽の光はさんさんと照り、充分に雨が降り注ぎます。安定した気候で四季の変化にも富んでいて、さまざまな動物や植物が生息しています。日本の各地をエリアとして捉えて気候や風土の違いというものに注目してみると、日本は「世界の縮図」と言われます。本州がユーラシア大陸、東北地方はロシアからモンゴル、中国という東アジア。西日本はヨーロッパ、瀬戸内海が地中海。大阪や神戸はイタリア、ギリシャ、スペイン、フランスでしょうか。気質も明るく開放的で、ノリもよくカジュアルま感じですね。
・そして四国はアフリカ大陸で、完全は異文化で異国に近いものがある。それくらい日本というのは、異国ばかりなんですね。関西人と東北人なんていうのは言葉が通じなくてもおかしくないくらい気質が違うんです。けれども逆に、それだけ違う気質なのに、いざとなったら同じ対応ができるということが日本人のすごさだと思うんです。
・北海道はどこを向いているかが非常に大事です。北海道は、太平洋のほうを向いている形をしているじゃないですか。だから太平洋を統合するとか、太平洋をしっかり見守るというのが日本の役割でもあるんですよね。アメリカのほうを向いているのも、意味があるんですね。
・興味深いのは、淡路島と琵琶湖は、ほぼ同じ形をしているんですね。実は面積もほぼ同じなんです。まさに陰陽図。万物の根元をあらわすマークです。琉球と呼ばれる沖縄は、まさに龍の球。卵をあらわしているんです。沖縄本島は受精卵だと思うんですけれど、石垣島が受精前の精子で西表島が卵子をあらわしているんじゃないかと思うんですね。島の形対になってるでしょう。ここでも陰(女性性)と陽(男性性)の関係がみられます。
・日本人は家に入るときに靴を脱ぐ。靴を脱いで上がる家には、必ず神様がいるんです。神様を家に招くために、日本人は靴を脱ぐんです。靴を脱いで上がったらそこは神の領域。家の中が片付いていないと、貧乏神とか疫病神といわれるおかしな神様がくるんですよ。
・本当はね、一番神様が降りてきやすいのは、眠っているときなんです。そこは重要ポイントです、。だから家の中では寝室が一番大事なんです。そういう意味では、高級ホテルや高級旅館に泊まるのは、すごくいいことなんです。文豪と呼ばれる作家さんが旅館にこもって執筆するのは、その高級な場所にふさわしい高級な神様が宿っているからです。
・靴や足というのは「現実」を象徴するものでもあるんですね。「靴をはく」ということは「現実に生きる」ということ。だから「日常を生きていくこと=靴をはくこと」なんです。
・お風呂につかるのは、産湯をつかうのと同じことで、お風呂の湯というのは、羊水の象徴でもあるんですね。生まれ変わる前にもう一度羊水の中に入って、産湯をつかうということなんですね、眠る前にお風呂につかるということは。羊水の中にもう一度入るということは、生まれ変わるという発想がないとできないですよね。聖域の中で、自分が毎日生まれ変わる、そのためにもう一度産道を通って、羊水に包まれてという仕組みが必要なんですね。
なるほど…いつも夜はシャワーで済ませていて、お風呂に入りたくなくて、妻に言われてイヤイヤ入っていたけど、そんな意味があるんだねえ…。日本人で良かった!オススメです。(・∀・)