「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ひとり 家呑み 通い 呑み」(久住昌之)

孤独のグルメ」「花のズボラ飯の原作で有名な
久住昌之氏。(・∀・)「かっこいいスキヤキ」「孤独の中華そば「江ぐち」」は名作だよね〜!(・∀・)

さて、その久住氏が書いた、家呑みの本。独特の文体と表現力は魅力満載。真夏なんだけど、最も響いた章を紹介しよう。


【其の六 湯豆腐 de 純米酒


ついに書かねばならない時がきた。湯豆腐だ。
いや、湯どうふ、と平仮名で表記したい。「豆腐」なんて豆が腐った食い物みたいで、
あの白く神聖な食材に似合わない。
好きなんです。湯どうふが。このうえなく。年齢とともに。


まず、おいしい豆腐を一丁用意して、あとは昆布と、ネギと、鰹節、醤油。以上。
もう俺はここまできてるね。湯どうふのシンプルさが。ここまで洗練されてますよ。
白菜だ春菊だ。いらない。
シイタケだ、エノキだ、全然いらんね。
梅の花に切ったニンジン?馬鹿か。どシロウトが。お子様ランチでも食ってろ。
タラ?お前持って帰っていいよ(お前って誰だ)。
あー。冷えてきたな。火鉢こっち持ってこいや。
ないよ!火鉢なんて!
まあ、そういう気分だよ、気分。


その他、「チャーハンde焼酎ロック」「大相撲de焼き鳥ビール」「常夜鍋deワイン」「焼きそばdeホッピー」「キャベツ炒め&メンチパンdeチューダー」「シウマイ弁当de缶ビール」


やっぱり立ち飲み、家呑みはいいねえ。これらの組み合わせを試してみたいなあ。オススメです。(・∀・)