「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」の原作で有名な
久住昌之氏。(・∀・)「かっこいいスキヤキ」「孤独の中華そば「江ぐち」」は名作だよね〜!(・∀・)
さて、その久住氏が書いた、家呑みの本。独特の文体と表現力は魅力満載。真夏なんだけど、最も響いた章を紹介しよう。
【其の六 湯豆腐 de 純米酒】
ついに書かねばならない時がきた。湯豆腐だ。
いや、湯どうふ、と平仮名で表記したい。「豆腐」なんて豆が腐った食い物みたいで、
あの白く神聖な食材に似合わない。
好きなんです。湯どうふが。このうえなく。年齢とともに。
まず、おいしい豆腐を一丁用意して、あとは昆布と、ネギと、鰹節、醤油。以上。
もう俺はここまできてるね。湯どうふのシンプルさが。ここまで洗練されてますよ。
白菜だ春菊だ。いらない。
シイタケだ、エノキだ、全然いらんね。
梅の花に切ったニンジン?馬鹿か。どシロウトが。お子様ランチでも食ってろ。
タラ?お前持って帰っていいよ(お前って誰だ)。
あー。冷えてきたな。火鉢こっち持ってこいや。
ないよ!火鉢なんて!
まあ、そういう気分だよ、気分。
その他、「チャーハンde焼酎ロック」「大相撲de焼き鳥ビール」「常夜鍋deワイン」「焼きそばdeホッピー」「キャベツ炒め&メンチパンdeチューダー」「シウマイ弁当de缶ビール」
やっぱり立ち飲み、家呑みはいいねえ。これらの組み合わせを試してみたいなあ。オススメです。(・∀・)