「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「おまえの不幸には、訳がある!」(ビートたけし)

明治大学の生田校舎の大先輩のビートたけし氏。

(・∀・)お兄さんの北野大氏は明治大学理工学部教授兄弟揃って明治卒は、ウチと同じ。ウチは兄も私も農学部卒だけどね。それだけに親しみを感じる。

さて、この本、「人生、上手くいかないって?当たり前だよ、その不幸には星の数ほど理由があるんだから。雁首揃えて聞きやがれ、おいらの幸福論。どうしてニッポンはこんなにダメになったのか、どうすりゃいいのか、この先は。日本を不幸にした100人から、政治外交の不幸、親がいる不幸まで、「元祖毒舌」たけし教授が斬りまくる。狂喜乱舞、一読仰天。第三弾「極楽人生応用編」。そのエッセンスを紹介しよう。


おいらの子供の頃、「不幸」って考えはどこにもなかったね。日本及び北野家は、経済的には裕福ではなかったけれど、世の中ちゃんとうまくできていた。身の回りには金持ちもいたし、もっと貧乏なのもいて、みんなそれぞれの境遇に納得していたんだね。ところが、経済がどんどんよくなっていくと、それと同じスピードで、不幸なやつを増やした気がするね。いろんな物が出来て、これがあればまあまあ、なければ不幸と、どんどん枝分かれしていった。


結局、不幸っていいうのは、その瞬間瞬間で感じるものなんだよね。だから苦しい。で、幸せは後からわかるんだ。幸福とは思い返すものであって、その時にオレは幸せだなあなんて、ほとんど思っていないはずだよ。


・仕事で売れて、ポルシェ買って、自分は今、幸せかなとちょっと思う。でもポルシェに乗った瞬間、「ポルシェに乗ってる自分」は見えないわけ。車そのものを観たかったから、運転席から外へでなきゃならない。要するに、幸せって、その時の自分に見えるものじゃないんだ。


・スポーツ選手も昔は顔ですべてを語るような凄い選手がいっぱいいたんだけどね。この間、対談で会った長嶋さんも、存在感があった。ホテルの部屋に「やあ、どうも」って入ってきたとたんに部屋の空気が変わる「長嶋現る」って感じなんだ。芸人になった時に、凄いと思ったのは、やすし・きよしだね。二人黙ってお茶を飲んでるだけで迫力があった。スポーツ選手も芸人もそうだけど、自分の仕事の勝ち負けをいつも人前に晒してる奴は強烈だよ。


やっぱり不幸も幸福も、自分の心の中にあるんだね。オススメです。(・∀・)