「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『昔々の上野動物園 絵はがき物語』(小宮輝之)

100年以上の歴史がある、日本最古の動物園、上野動物園。(^∇^)

不忍池の動物園ホール二階の資料室には、16,000冊の図書や資料そして、過去、明治時代から平成の現代に至るまで上野動物園が発行した絵はがきが保存されているのだ。



「いんどざう」「あふりかざう」ってレトロな表記だよね。最初の絵はがきが明治35年(1902年)というからスゴい!


著者の小宮輝之さんは、ナント!私の明治大学農学部の大先輩!!!そして自他共に認める“動物園マニア”の前園長による、上野動物園がこの本なのだ。ほろ苦い思い出、びっくり行動の動物たちなど、絵はがきと共に楽しめる、珠玉のエピソード満載。その貴重な絵はがきの一部を紹介しよう。



これは、はじめてキリンがやってきたときの写真。ビックリしただろうねえ。その大きさを強調するために、合成で人間を小さくしているのだとか。



東京市っていうのがいいねえ。1889年(明治22年)から1943年(昭和18年)までの間に存在していた市で、現在の東京23区に相当するのだ。



「ゑはがき」っていいなあ。私の亡父は、昭和ひとケタ生まれで、「い i」と「ゐ wi」「え e」と「ゑ we」を使い分けていたなあ。



昭和でさえも、遠いのに、明治、大正と四つの時代の歴史を感じるねえ。



その他、「明治から大正へー写真による絵はがきの登場」「大正から昭和へーカラー絵はがきの登場」「戦争の時代へー厳しい現実」「戦後の復興と動物園の発展」など。久しぶりに上野動物園に行きたくなりました!オススメです。


BOOK〜『動物たちの130年 上野動物園のあゆみ』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20120718

上野動物園公式サイト
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/