- 作者: 小林 照幸
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/12/15
- メディア: 新書
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昨日に引き続いてこの衝撃的な本。二日続いて紹介します。(^<^)
題して『ドキュメント 男73歳、女46歳が紡いだ6年間』
最近は芸能界でも年の差婚が流行っているよね。73歳の喫茶店のマスターと常連の46歳の奈津美さんのラブストーリーが心を打つ。事実は小説より奇なり。詳細は読んでいただきたいのだが、奈津美さんが自らの誕生日の前日に、入院中のマスターの病室を訪ねた日、マスターは、「今から言うことを書き取って欲しい」ゆっくりとした口調で述べた最後の遺言だ。その全文を紹介しよう。
正直、一目惚れだった。
僕の好きなタイプだ、と感じた。
年甲斐もなく心ときめき、頬染まる感覚なんて何十年ぶりだろう。
しばらく胸にしまっていたけど、切なくって僕のものにしたかった。
幸せにする。悲しませない−と心に誓って抱きしめていた。
でも、幸せをたくさんもらったのは僕だ。
心からありがとう。
老いらくの恋を後悔していない。
人生のファイナルステージ、恋をした。
僕の胸の中、溶けそうな女になった瞬間。
数えきれないキス。
出会った頃より何倍も愛している。
色褪せない僕の宝物。
また遠出をして、腕を組んで歩こう。
お誕生日、おめでとう。
すごいね…。生々しいねえ…。いくつになっても恋っていいねえ!オススメですよお!(^<^)