「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

MUSEUM〜『俵万智展 愛しき人への三十一文字』


俵万智展 愛しき人への三十一文字
町田市民文学館ことばらんど
町田市原町田4‐16‐17 〜7月8日(日)
10:00〜17:00 無料 月、第二木休


さあ、あっという間にGWも最終日になっちゃったね。(^。^) みなさん、いかがお過ごしですか?さて、以前から行きたかった展示に行ってきましたよ。
町田駅から徒歩10分ほどの町田市民文学館。いつもいい展示するんだよね。



「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日


の歌で有名な、歌人俵万智展だ。この本は実に生々しかったねえ…。(^。^)


POETRY〜赤裸々な恋歌…『チョコレート革命』(俵万智
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090913


改めて、彼女の視点、表現力、一瞬のシャッターチャンスを見逃さない切り口などは見ていてなるほど!とうなってしまった。わずか三十一文字でここまで心の内側を吐露できるとは!



この歌もいいなあ。中でも気に入った歌を紹介しよう。



腹を蹴られなぜかわいいと思うのかよっこらしょっと水をやる朝


2キロ入りのあきたこまちをカゴに入れこれがおまえの重さかと思う


揺れながら前へ進まず子育てはおまえがくれた木馬の時間


子を真似て私も本を噛んでみる確かに本の味がするなり


バンザイの姿勢で眠りいる吾子よ そうだバンザイ生まれてバンザイ


チューリップの花が咲くような明るさであなた私を拉致せよ二月


懐かしい仕草見ており君の手がコロナビールにライムをしぼる


スリッパの右と左を間違えたよいな感じ響くサヨナラ


東京へ発つ朝母は老けて見ゆこれから会わぬ年月の分


駅からの道を「文学館通り」っていうんだね。洒落ているねえ、いいなあ。また歌を書きたくなりました。7月までやっているからね。オススメです。(^。^)