「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜禁断の書!…『くう・ねる・のぐそ』(伊沢正名)

【注意!】今日のブログは、かなり下品で露骨な表現が含まれています。心臓の悪い方は読まないでください。気持ち悪くなっても当方は責任を持ちません。【注意!】






















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くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを

くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを

スゴイ本に出会いました…。21世紀最初で最後の奇書かもしれない。タイトルがスゴイ!\(◎o◎)/! これを手にとったり買う人はどんな人なのだろうか…。(あっ、私もそうか!…(^^ゞ)


21世紀に入って、野糞率100%(この言葉がスゴイよね…。こんな単語があるのか…。)
意識的野糞を始めて35年。菌類写真家・伊沢正名氏は、糞土師(ふんどし)として、連続野糞記録3000日、のべ1万回以上の大記録を樹立した。 なぜ、著者がライフワークとして野糞を企図するに至ったか? 迫り来る抱腹絶倒の試練。ついにたどりついた世界初!ウンコ掘り返し調査の全貌と、世界でもっとも本気にウンコとつきあっている男のライフヒストリーを通して、ポスト・エコロジー時代への強烈な問題提起となる記念碑的奇書。ついに、刊行!そのエッセンスを紹介しよう。(゜o゜)


野山で出した新鮮なウンコは、体調が良ければそれほどの悪臭ではない。しかも広い自然の中ではウンコの臭いなどたちまちどこかに流れ去り、森の香りに溶け込んで、めったなことでは臭いと感じることはない。年がら年中変化のない狭い閉鎖空間のトイレとちがって野糞は刻々と移り変わる雄大な自然とのふれあいだ。四季折々の草木を愛で。鳥や虫の音に浸り、風の薫りに包まれながらする排便は、身も心もとろけるような至福のひとときだ。


・ウンコは便意を催したときに、すぐトイレに駆け込まないと出ない、という人は多い。しかし野糞のできる手頃な場所というのは、身近なところにいつでもあるわけではない。それでも毎回野糞をしようとすれば、よい場所があったら便意など無視して、いつでも出せるようにしておかなければならない。人の体はよくできたもので、努力を重ねれば新たな能力が備わる。私はついに、「明日のウンコを今日してしまう」という技を身につけた。


・土を要とし、自らの肉体とをひとつながりのものととらえる身土不二の思想の実践者としてその道の練達、というニュアンスで「糞土師(ふんどし)を名のるようになった。「野糞師」ではあまりに品がないので。


・この人間社会の常識では、ウンコは単なる排泄物にすぎないようだが、私はウンコを、大自然からの命の授かりものと考えている。その大切なウンコを土に還す野糞が犯罪で、トイレにするのが正しいことなのか。ヒトのウンコはもともとはと言えば、肉魚、野菜穀物を問わず、すべて命ある生きものだった。それが体内の消化器官を通過してウンコとなったわけだが、ヒトが消化吸収できる栄養素はかぎられている。そのようなヒトのウンコは他の動植物や菌類にとっては、まだまだ栄養たっぷりのご馳走だ。生きるために多くの命を食べている私たちは、せめて自分にとって不要になったウンコぐらい、他の生きもののために土に還すのが当然の責任ではないか。


その他、「夢は仙人」「野糞率アップへの道のり」「野糞の醍醐味」「野糞とキノコの幸ウンな出会い」「究めればインド」「伊沢流正しい野糞法」「お尻で見る葉っぱ図鑑」「尻は野山を駆けめぐる」「野糞率100%へ」「千日行に挑む」「糞土師誕生」「ウンコはいかにして土に還るか」「ウンコに集う生きものたち」「深まる野糞論議」「トイレのない世界」…など、そして巻末の写真集「ウンコの世界へゆこそ!〜野糞掘り起こし調査の記録」は必見!



ノグソフィア 糞土研究会
http://nogusophia.com/

くう・ねる・のぐそ 山と渓谷社
http://special.yamakei.co.jp/noguso/


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くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを

くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを