- 作者: 浅井建爾
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2005/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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BOOK〜えっ?本当?!…『地図に隠れた日本の謎』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080904
BOOK〜へえ〜!の数々!…『日本全国「県境」の謎』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080227
日本の地名の由来や変遷、地域性の違い、県境・旧国境の地名と線引きなど、地名に関するオモシロ話を余すところなく紹介。平成の大合併についても言及した決定版!その一部を紹介しよう。
・全国各地にあった「府」
現在、「府」を名乗るのは、京都府と大阪府のみ。しかし、1943年(昭和18年)までは東京府だった。「府」は、国府、首府、政府、学府などというように「最高の地位」とか、「物事の中心」などを意味する語。東京は日本の首都、京都は1000年以上日本の首都だった歴史、大阪は、「天下の台所」と称されていた経済の中心地なので、この三カ所は特別だったのだ。
しかし、明治初期は、全国に10カ所あったのだ。箱館府(現・函館)、新潟府、神奈川府、甲斐府、渡会(わたらい)府(現・三重)、奈良府、長崎府である。いずれも新政府の直轄地であったが、版籍奉還語は、県に改められたのは、薩長土肥が県であるのに、それより格下の地域が府を名乗るのは不自然と思われたのだろう。
・わずか半年間だけ、北海道は独立国だった!?
旧幕臣の榎本武揚が、蝦夷地を制圧したときに、「蝦夷共和国」を樹立し、横浜の各領事館にその旨を伝え、アメリカ、イギリス、フランスなどは、独立した政府として認めたのだ。しかし明治新政府がそれを許すはずはなく、箱館戦争で榎本軍は降伏した。しかしわずか半年であったが独立国が存在したのだ。
・神奈川という地名は、砂鉄を多く含んだ「金川」がこの地区を流れており、それが神奈川の地名の起こりだと言われる。横浜は、「横に長く伸びた砂浜」が地名の起こりだという見方が一般的である。
・福井市は、古くは北庄(きたのしょう)といったが、北は「敗北」に通じるとして、福居、そして福井に改名した。
・福島県喜多方市も、元は北方から、「喜びの多い地方」の喜多方に改称。
・静岡は、駿府の別称の府中が「不忠」に通じるとして、近くにそびえる賤機山(しずはたやま)の「賤ヶ丘」(しずがおか)にちなんで静岡と改名している。
・蝦夷地は、蝦夷を「カイ」と読むことから、北加伊道(ほくかいどう)を北海度に改めて正式名とされた。
・北海道には、函館県、札幌県、根室県の3県が置かれていた。
・兵庫県朝来郡生野町、大阪市生野区は、もともとはこのあたりに人々を殺す凶暴な神がいたという伝説から、「死野(しにの)」という地名だった。後に、それでは縁起が悪いと、正反対の表記に改称された。
・大阪は、大坂の「坂」が「土に返る」から縁起が悪いとして、明治期に「大阪」に改められた。三重県松阪市も同じ理由で「松坂」から改称。
へえ〜!!!( ..)φメモメモ 「ぶらり途中下車の旅」のレポーターやりた〜い!!!
雑学として読んでもオモシロイよ!!!