- 作者: 野村克也
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/03/06
- メディア: 文庫
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- 作者: 野村克也
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氏の著作を読み続けていて原点ともいえる本をインターネットのヤホーで検索したら見つけてしまいましたので、ご紹介させていただきます。(漫才のナイツふうに)それがこの本。そのツボを紹介しよう。
・「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」しばしばラッキーな勝ち星を拾ったことが度々ある。つまり「不思議の勝ちあり」である。
ところが負けた方にしてみれば不思議でもなんでもない。ちゃんと敗因がある。「負け」を「負け」にとどめてはいけない。どう勝利に転化させるか常に考えたつもりだ。勝負事はこれにつきるような気がする。
・監督の手腕はその人間をどう生かすかにかかっている。「歩」を「金」にして、そこで初めて評価される。「金」を「歩」にしてしまってはなにをかいわんやである。
・コーチについて考えだすと、いつも死んだ蔭山さん(元南海監督)のことを思い出す。蔭山さんは、私たちを指導するとき、いつも「オレが責任を持つから」といった。今、そういえるコーチがいったい何人いるか。この文句はすでに死語になってしまったのではないか。
・キャッチャーを「捕手」と書く。いうまでもなく球を捕るの「補」だが、私はもうひとつ投手を助け、その足りないことを補う、「捕手」であると思っている。
・単純に「ガンバっていこう」とか「外角をねらって」などというのはいけない。具体的なデータを示して、状況に応じた指示を与えることが大切だろう。相手のピッチャーの外角中球を狙わせるとか、カーブが甘いからこいつをしぼるとか、なにかテーマを見つけて、これに向って一丸となる。そうこうしているうちに脱出の糸口が見えてくるものだ。
・ひと目で分かるような原因で打撃不振になるとすれば、それはスランプとはいわない。未熟なだけである。
・前から気になることがひとつある。外野を守る好打者に強肩を誇る人がだれもいない。昔は強かった選手もあっという間に弱肩になる。遠投の練習不足、この一語につきる。内野手はノックを受け、必ず一塁に送球する。外野手はノックの数も限られている。となれば遠投の機会はどんどん失われる。使わなければ衰えるのも早い。
さすがノムさん、含蓄深い!!!(^。^) これらの記事もオススメよ。
BOOK〜一流と二流の違いとは?…『エースの品格』(野村克也)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090118
BOOK〜這い上がった男の対談集!…『憎まれ役』(野中広務 野村克也)
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BOOK〜生涯現役宣言!…『新・敵は我に在り』(野村克也)
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COLUMN〜楽天の大健闘を支える“窓際族”の野村信者(二宮清純)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070712