「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜言葉の魔力とは?…『ブライアン・トレーシーの話し方入門』

ブライアン・トレーシーの話し方入門

ブライアン・トレーシーの話し方入門

私の尊敬するビジネスマンの一人、世界で最も有名なプロの講演家、コンサルタントでもあるブライアン・トレーシー。(^◇^)ここでも何度か紹介したよね。


BOOK〜『私の営業方法をすべて公開します』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20071126
BOOK〜『頭がいい人、悪い人の仕事術』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070925


そしてこの最新刊は、全米トップ5に入る有能な講演家である彼が、スピーカーとしてトレーナーとして「自分の価値を高める話し方」のスキルの全貌!大事なことばかりで、付箋だらけになってしまった…。(^^ゞ
長くなるがそのエッセンスを紹介しよう。(^◇^)


・優れた話し方は習得できる
有名なギリシャ人雄弁家、デモステネスも初めは気弱で、内気で、吃音と言語障害に苦しんでいた。だが、上手に話ができるようになろうと決心をした。そして口中に小石を入れ、海に向って大声で話す練習を毎日、何時間もつづけた。やがて吃音癖がなくなり、言語障害も克服した。彼の声はどんどん大きく、力強く、自信にあふれたものもなった。こうして、史上有数の雄弁家になったのである。


アリストテレスの「説得の三要素」
「ロゴス(論理)」「エトス(倫理)」「パトス(感情)」。ロゴスは、あなたに主張における論理、言葉、論拠をいう。エトスはあなたの性格、倫理感、話をするときの信憑性をいう。パトスは最も重要。人々の共感を得、心底から感動させること。


・短いスピーチの構成
第一部はこれから何を話すかを告げる。第二部は冒頭で予告したことを話す。論点は一つから三つにする。第三部は、話してきたことのまとめである。


・有能な人間は常に、会議の冒頭に、その会議で達成すべき目的や課題を述べる。そして、会議の終わりには、冒頭の言葉を振り返し、当初の目的に対する結論を述べる。(ピーター・ドラッカー


・人気作家、エルバート・ハバードは、どうすれば物書きになれるのかと聞かれ、こう答えている。「ものを書くことを身につける方法はただ一つ、書いて、書いて、書いて、書いて、書いて、書いて、書くことだ」。同様に、話し方の技術を身につける方法もただ一つ、話して、話して、話して、話して、話して、話して話すことだ。考えを伝え、説得するすべをマスターするまで、ひたすら練習を繰り返すことが必要なのだ。


アーネスト・ヘミングウェイは、「一語書くには、それに代わる十語の言葉を知っていなければならない。さもなければ、読者は、これは本当のことではないと気づくだろう」準備もしないで、知性も眼力もある聴衆の前に立てば、信用を落とす。準備不足だったり、もとまずいことにその分野の専門家ではないと告げたりすれば、聴衆は耳を貸さなくなる。メッセージがどんなに優れていてもだ。


・私が長年やっている効果的な準備の仕方がある。まず、白紙を一枚用意する。一番上に講演の表題を書く。次に講演の目的を簡潔に書く。それから講演で使うかもしれないアイデア、識見、フレーズ、統計、実例、図解などを思いつく先からどんどん書き留めておく。書いて、書いて、書いて、書く。これらの論点すべてをまとめたら、赤ペンを持って見直し、大きな成果がありそうな論点を丸で囲む。それを順番に並べれば、講演が自然にでき上がる。


ワイパー方式
ご存じのように、人には右脳と左脳ある。左脳は事実や情報によって活性化する。右脳は感情や逸話や実例によって活性化する。ある事実を述べ、つづいて逸話を話す。別の事実を述べ、つづいて実例を述べる。また別の事実を述べ、つづいて実例を話す。ある事実を述べ、つづいて数値を用いた説明をする。ワイパーのように行ったり来たりするのだ。


円の方式
ページの中央に大きな円を五つ縦に書く。最初の円は、注意を引き、お膳立てをするための前置きと意見。二番目と三番目と四番の円は、主張したい論点。五番目の円は、まとめと結びだ。


一語を軸に話を組み立てる
私が気に入っている話のまとめ方は、たとえばSUCCESS(成功)などスピーチ内容と関係があって、聞き手にとって重要な一語を軸にして組み立てることだ。これはほとんどどんな語でもうまくいく。


・キーパーソンについて調べる
私は団体に講演をするときは、必ずキーパーソンたちの名前や経歴を頭に入れておき、話の中にそれを盛り込む。


・有名人を話題にする
有名人の言葉や、話題の出版物を引用する手もある。たとえば、次のように。

今日のテーマは、「大金を稼ぐ人間と、そうでない人間がいるのはなぜか?」です。ノーベル賞経済学者のゲイリー・ベッカー博士の供述によれば、アメリカにおける収入の格差は、知識や能力の差が原因です。そこで、みなさんの業界で必要な知識と能力を身につけ、ライバルに一歩先んずるコツを、いまから伝授しようというわけです。


みんなが共感できる希望、心配事、問題など、聴衆の興味を引く話題でスピーチを始める。


・本筋からそれるときは、聴衆にははっきりわかるように、「ちょっと脱線しますが…」というように断ったほうがいい。その話が終わったら再びギアチェンジして、本筋に戻す。私はこんなふうに言う。「少しだけ補足説明しますと…」とか、「ちょうど先週、こんなことがありました…」おまけの話がどんなに面白くても、聴衆はあなたが話の本筋を忘れていないことを確認して安心したいと思うものだ。


三語の力を利用する
スピーチの効果的な技法に、「三語話法」とでもいうべき方法がある。人間の脳は三つの言葉を使って表現されると、強烈な印象を受ける。リンカーン「人民の、人民による、人民のための…」という表現が使われた。私は講演で、「みなさんには、どんな問題でも解決し、どんな障害でも乗り越え、どんな目標でも達成する能力があります」こういう。


伝えたいことを質問形式で述べる

「このコピー機は、一分間で32枚という驚くべき枚数をコピーできます」という代わりにコピー機は、普通、何枚コピーできるかご存じですか?たった18枚と聞いて、驚かれるかもしれません。でもこの機械はわが社が開発した高度な技術によって、毎分、実に32枚もコピーできるのです」質問をしてから情報を与えると、ただ単調に話をするよりはるかに効果的だ。


・いいタイミングとペースを保つ
どんな講演会でも、聴衆と「白熱した対話」ができれば成功である。マニュアル車を運転するときと同じように、話の中でたえずギヤを入れ替えるのだ。しゃべる速さを変え、声の大きさを変え、穏やかな口調と情熱的な口調を使い分ける。


・絶妙な「間」をつかむ
最も効果的な話し方のテクニックは、たぶん「間の力」だろう。音楽では、美しさは、音符と音符の間に存在する無音の部分にある。これは訓練で身につけられる技術だ。

1 「理解の間」 ひとつの文や論点の終わりには必ずひと呼吸入れる。

2 「ドラマチックな間」 特に強く印象づけたい個所で使う。

3 「強調の間」 キーポイントを強調するために使う。例えば、「このなかで、一番重要な人は誰でしょう?」じっと待つ。私は十分な間を置いてから、「そうです!みなさんが最も重要な人です」

4 文章完成の「間」 ある文句の前半を言うと、聴衆は興味をそそられ、あなたと一緒にその文を完成しようとする。「状況がタフなとき、生き残れるのは……」ここで言葉を切り、聴衆から声が上がって、文が完成されるのを待つ。「…タフな人間です」


心をこめて仕事をしよう、そうすればあなたは必ず成功する―なぜなら、競争相手はほとんどいないから! (エルバード・ハバード)


行動を呼びかける
聴衆に取ってほしい行動を告げることは、特に重要だ。行動への呼びかけは、力強く、効果的に締めくくる最高の方法である。「私たちにはチャンスがある。それらとしっかりと向き合い、来る年を私たちの史上最高の年にしようではありませんか!」


エンディングは華々しく、「物語で締めくくる」、「笑わせる」、「詩の形式にする」、「鼓舞する言葉でしめくくる」などのテクニックを使う。


( ..)φメモメモ 半分以上は実際に使っているかな!?このスキルも使えるね!

私の〇年後の夢リスト。『日本のブライアン・トレーシーになる!』