私の尊敬する人の一人がブライアン・トレーシーだ。アメリカで、いや世界で私の尊敬する最も有名なプロの講演家、コンサルタントだ。久しぶりに氏の本は、成功の秘訣を飛行機のフライトに例えた「成功へのフライトプラン」。そのエッセンスを紹介しよう。
・真の成功の秘訣とは、「秘訣などない」ということである。昔から繰り返し見つけ出されてきた普遍的な法則と永遠の真理があるだけだ。幸福も健康も繁栄も偶然に生じるものではない。周到な計画の結果といして生じるものであり、原因と結果の法則=「あらゆる原因には、結果がある」にしたがって生じるものなのだ。
・おそらく人類史上、最も偉大な発見ー宗教、哲学、形而上学、心理学などの基礎となる原則ーは「思考は原因であり、状況は結果である」ということだ。つまり、あなたの思考が現実を作り出すということである。あなたは世の中をありのままに見るのではなく、あなたが思うように見る。広い意味で、あなたの外部世界は、あなたの内部世界の鏡なのだ。心で考えていることは、外面に表れる。誰かの内面で起きていることを知りたければ、その人の外面で起きていることを見ればいい。ゲーテも言っている。「もっと多くのものを手に入れるには、まずもっと大きな人間にならねばならない」
・私たちはみな、主に4つの目標を持っていると言っていい。それは (1)元気で、健康で、長生きすること、(2)楽しい仕事をし、いい報酬を得ること (3)愛し敬い合う人たちといいつき合いをすること (4)経済的に自立し、もう金銭的な心配をしないですむようになること。
・自分が本当にしたいことは何か?人生のどの面であってもゴールを定めるときは、徹底して自己中心的に考えることだ。理想を追おう。あなたが最高に幸せになれ、最大の満足感が得られるのはどんな状況かを明確にしよう。あなたにとって完全な健康体とは、いまとどこが違うだろう?あなたにとって経済的に申し分ない状態とは、どういうものだろう?貯金はどのくらいあればいいか?これらの答えが明確であればあるほど、目的地を定め、フライトプランを立てるのがたやすくなるだろう。
・目的地を決めるときに使うといいい、とっておきの方法がある。その方法とは、言葉にする、イメージする、感情で受け止める、理由づけする、の四つである。
・問題にぶつかったときにすべき、三つの宣言
1 ある決断をしたあと、新しい情報や状況によって間違った決断だとわかったら、ためらわずに言おう。「私は間違っていた」
2 二番目の発言は、「私は誤ったことをした」
3 三番目の発言は、「私は考えを変えた」
”あきらめるな”
ときにはそんなこともあるように、物事がうまくいかないとき、
足どり重く行く道が、どこまでもつづく上り坂に見えるとき、
蓄えは乏しく、借金は多く、
微笑みたくても、つい、ため息が出るとき、
心配事が、ちょっぴり重くのしかかっているとき、
必要なら休むがいい、だが、あきらめてはいけない。
人生は紆余曲折のある不思議なもの、
誰もがそれを知るときがある、
そして、多くの失敗は、くるりと方向転換する、
そのとき、もちこたえていたなら、勝利したかもしれない。
歩みはのろく思えても、あきらめてはいけないーー
もう一息で成功するかもしれないのだ。
成功は失敗の裏返しーー
疑念の暗雲にも銀色の輝きがほの見える。
そして、どれだけ近づいているかは決してわからない。
はるか遠くに思えても、すぐそこなのかもしれない。
だから、打ちのめされても闘い抜けーー
最悪に見えるときこそ
あきらめてはいけない。
うーん…いいなあ…ブライアン・トレーシーのコトバは響くなあ。オススメです。(・∀・)