- 作者: 加藤英明,山崎尚志
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: 単行本
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『今のホームランで流れが変わりましたね!』 『キャッチャーに打たれると流れが悪くなりますよ!』 『ノースリーですから一球待つべきでしょう』 これって本当なのだろうか…。
この本はケッサク!痛快だ!(^0_0^) なぜならプロ野球ファンの大学教授がいままで信じられていた通説、セオリー、ジンクスを1年分のデータで徹底分析し、検証したのだ!野球の見方が変わるよ〜。(^^♪
データを重視することによって革命的なチームを作ったのは、大リーグのオークランド・アスレチックスの名物GMビリー・ビーンは以前、このブログでも紹介したよね。
奇跡のチームを作った男 『マネー・ボール』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20071207
この本はコレに匹敵する面白さ!野球ファンはもちろん、いろんな人に読んで欲しいなあ!
例えば、どんな通説があるかというと…。
・「エラー(ファインプレー)が試合の流れを変える」
・「無死満塁からは意外と点が入らない」
・「ラッキーセブンに点は入りやすい?」
・「ホームランやエラーは流れを変える?」
・「チャンスの後にピンチあり」「ピンチの後にチャンスあり」は本当?
・「盗塁は有効な戦術か?」
・「送りバントは意味がある?」 ……などなど。
結論から言うと、これらの多くが、データの上では根拠のないものであることがわかった。例えば、野球人たちが「流れ」と呼んでいるものは錯覚に過ぎない。我々の脳は象徴的な出来事を記憶としてとどめやすい。そういったことに引きずられて、通説の多くが出来上がっているのではないだろうか、というもの。
ハア〜!\(◎o◎)/!ビックリ…、そ、そうだったのか〜!
そして数少ない(?)根拠のある通説はコレ!
・「4番が打つと勝てるか?」→「4番打者は特別なんです!」と解説者が言ったりするが、本当なのだろうか?
【結論】自軍の4番打者が打点を挙げた次の自軍攻撃回での得点確率(得点平均)は、4番以外の打者が打点を挙げたケースと比較すると大きくなったことから、4番打者効果らしきものが見られる。
ということが実際の数字を上げて解説してあるのだ!どう?面白くない?やっぱり今の時代、ウチ(SA)が作ったこの言葉が大切なんだだね。
『信じるな、疑うな、確かめろ!』