- 作者: 里木陽市
- 出版社/メーカー: アートデイズ
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070212
あの「学生街の喫茶店」を憶えている人も多いだろう。1972年(昭和47年)私は8歳。テレビで見たGAROのかっこ良さとあのイントロ、あのハーモニーは今も心に残っている。私は、彼らをみて将来ミュージシャンになる!という夢を見始めたのだ。
『〜♪〜あの頃は愛だとは 知らないで サヨナラも言わないで 別れたよ 君と 〜♪〜』
この本はこの「学生街の喫茶店」が流れていたときのドンピシャ!の世代=昭和20代生まれにとって、恋愛とは、ロマンとは、成熟とは…。懐かしいラブソングの生い立ちと、同世代の赤裸々なアンケートをもとに綴るノンフィクション。あの時代が感じられてオモシロイ!…8歳だったけどね…。(^◇^)
読む前と読んだ後とこの本の印象がガラリと変わってしまった。いい意味で。特に印象的だったアンケート&コトバを紹介しよう。
・「夫には、きっぱりと別れを告げて出て行きたいと思っています。その前に、何か仕返ししてやりたい……」(48歳女性)
・「人の心は変わるものです。だから恋愛をあまり重々しく考えてはいません。」(47歳男性)
・「52年生きてきてつくづく思う。恋愛はヒマと体力!と少しの資金力。」(52歳女性)
・「57歳で独身を通しているなんて、想像だにしていなかった。」(57歳女性)
・「やはり、一生、恋を、SEXをしてゆき、豊かな人生を送りたいと思います。」(56歳男性)
・「年をとってからの恋愛は買ってでもしたほうがいいのかもしれません。」(52歳男性)
塩野七生 『男たちへ』より
「本当に恋をした女には、貞潔も不倫も不道徳も、いっさい関係なくなるのである。」
「女にとっての恋愛とは、自分の中にあった生命力に目覚めることであると思う。」
「浮気というものは、したとしたら吐き気をもよおしかねないほどの後悔の念にさいなまれるし、しなかったとしたら、それはただただ我慢しているだけなのだ。」
デイヴィット・ロッジ 『恋愛療法』より
「離婚するがいい。そうすれば君は後悔するだろう。離婚しないがいい、そうすれば君はやはり後悔するだろう。君は離婚するかそれとも離婚しないかのどちらかだが、いずれにしても君は後悔するのだ」
どれも含蓄ある言葉だね…。みんな迷っているんだね。まさに『迷える時代』。読み応えのある一冊。(^◇^)
…GAROとはかけ離れてしまったけど…(^_^;) GAROについてもっと知りたい方はこちらへ。
GARO FAN PAGE
http://www.rikohdai.com/garo/