「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜稀代の名経営者の原則とは?…『鈴木敏文 考える原則』

鈴木敏文 考える原則 (日経ビジネス人文庫)

鈴木敏文 考える原則 (日経ビジネス人文庫)

私の尊敬する経営者の一人がセブン&アイホールディングスの会長・鈴木敏文氏だ。
「人のマネを絶対にしてはならない」ということを一貫して言い続けている鈴木氏の人育ての根本は、「自ら考えることの出来る能力」をどう育てるかというところに置かれている。


昨年は彼の本にずいぶんとハマったのだが、再び読むとまた感動だ。(^^♪ その一部を紹介しよう。


スポーツ選手並みのプロ根性とプロ意識が求められている
〜彼らは走塁において、走ってもムダだと思えるときでも走る。プロスポーツの選手としてきちんと走るということが、与えられた義務であり、セーフになるかどうかの問題ではない。
オリンピックで一生懸命に走っている選手は、タイムが気になるもの。自分がプレイしていなくても自分のひいきの野球チームでも同じ。勝敗はもちろん、誰が投げて何点で抑えて勝ったか、だれが何本ヒットを打ったかという結果が気になるもの。仕事に関して興味がもてるかどうかはすべて関心度の問題。


地味なことを最低1年間続けると必ず結果は出る
〜変化対応をするためには、一人ひとりが「このままいったら大変なことになる。」と自己変革に取り組み続けていくことが重要。自己変革は「今日何かやったから明日」と急に結論が出るものではない。地味なことをとにかく、最低一年間は続けると、かならず結果は出てくる。


火事は、初期消火の場合はほとんど消し止められるが、大きな火になったら手がつけられなくなる。仕事も同じで、「これくらいの問題は、自分で解決できるだろう」と上司に報告しなかったり、「これくらい大したことはない」と高を括ったりして、どんどん問題が大きくなり、自分では手がつけられなくなることも多い。日頃から基本的なことをおろそかにしないこと。


・私たちは食べ物を扱っている。命にかかわる問題を抱えている。お客様の信用を考えると商品の鮮度について絶対に妥協することは出来ない。味や鮮度のいい商品の追求をおろそかにして、テレビで宣伝して売上を上げようとするのは本末転倒。この場合組織内部の人間関係は絶対に考えてはならない。


・商品の売れ行きが悪いときには、そのままには絶対にしてはならない。理由は何なのかをとことん究明しなければならない。原因を追究すれば解決策は必ず見つかる。うまくいっていないことの中には実は、仕事の質を高めていく大きなヒントが隠されている。


マチュアレベルの努力では勝てない。プロとしての仕事へ挑戦へ。
〜ゴルフのシングルプレーヤーには、一生懸命すればなれる。しかし、プロになって金を稼げるようになるには、ちょっとやそっとの練習では不可能。商売も同じで、これまで努力したといっても、アマチュアゴルフのシングルレベルではちょっとやればマネが出来る。どこからもマネされないためにはプロの段階にまで入っていくこと。


毎日、毎日鏡を見ていても、自分が年をとっていっていることがわからないように、時々刻々な変化はなかなかとらえにくい。しかし、10年前の写真と比べれば「自分は年をとったな」といわかるようにある一定期間を経過すると、誰の目にも変化の姿は見えるもの。だから、日々よりいいものをつくり変えていくという努力をし続けなければならない。


クウ〜!(>_<)深いねえ…。やっぱりセブンイレブンはこだわりが違うね!スゴイ!