「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜このタイトルにドキッ!(>_<)…『封印歌謡大全』

封印歌謡大全

封印歌謡大全

私は、小学生〜中学生の頃から放送禁止歌が好きだった。(^^♪そして今でも私の芸(?)のレパートリーでもあるのでたまに歌ったりするのだ。例えば、岡林信康『手紙』『ヘライデ』あのねのね『さようならの歌』『つくばねの歌』つボイノリオ金太の大冒険』『極めつけ!お万の方』『吉田松陰物語』などなど。
その歴史や背景も魅力的だが、その『放送禁止』や『封印』に怖いもの見たさを感じていたのだろう。…裏モノが好きなんだよね〜…(*^。^*)


世の中には、抗議や自主規制などにより発売中止・放送禁止となった、いわゆる〈封印歌謡曲が存在する。いや、存在しなかった事とされている。闇に葬られてしまったそれらの楽曲の解説を通じ、音楽史の暗部 を明らかにする!といういうことで、私も知らなかった158曲の解説をしているのがこの本。

ハア〜!面白い!そして深いね〜!時代背景も感じるし…。なんでこの曲が…!?(@_@;)っていうのもあるよね〜…。ピンク・レディーの『SOS』とか、シュガーの『ウエディング・ベル』が…なんで!?。


そして最近の話題で旬なのは、川内康範が明かす、『おふくろさん』騒動の真相と森進一への想いは読ませる。前代未聞!作者自らが「森進一限定の封印」

知らなかったのだが、康範は、森には特別な思いがあるのだ。日本コロムビアのオーディションに落ち、途方にくれていた森をビクターに推薦したのは康範だし、息子のように森を思っていた康範はいう。『おふくろさん』は、母を敬い、人の恩を忘れてはいけないという歌。


「歌い手が情(こころ)を失ったら、その歌は死ぬんだ」


この言葉に、康範がいいたいことの全てがこめられている気がする。ん〜、読んで欲しいなあ…。


RC サクセション『ボスしけてるぜ』/泉谷しげる『戦争小唄』/ザ・タイマーズ『土木作業員ブルース』/梅宮辰夫『シンボルロック』/岡田有希子『花のイマージュ』/岡林信康『手紙』/克美しげる『おもいやり』/加山雄三『びっこの仔犬』/キングギドラ『ドライブバイ』/黒夢『autism自閉症』/坂本冬美『星に祈りを』/頭脳警察赤軍兵士の詩』/スリー・キャッツ『黄色いさくらんぼ』/高倉健網走番外地』/ちあきなおみ『恋のめくら』/白竜『光州シティ』/ザ・フォーク・クルセダーズイムジン河』/ミスターチルドレン名もなき詩』/美空ひばり『びっこの七面鳥』/美輪明宏ヨイトマケの唄』/山平和彦放送禁止歌』/憂歌団『おそうじオバチャン』/シュガー『ウエディング・ベル』/つボイノリオ金太の大冒険』/ガチャピン『食べちゃうぞ』/黒沢年雄『時には娼婦のように』……etc.