「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜ブラックユーモアの傑作…『毒笑小説』(東野圭吾)

毒笑小説 (集英社文庫)

毒笑小説 (集英社文庫)

以前、ここでも紹介した東野圭吾の傑作短編、『怪笑小説』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070727


その続編とも言うべきこの本。ギャハハ〜!(^^♪ 笑えるけど笑えない…、ブラックユーモアが満載!


『誘拐天国』…塾にお稽古に家庭教師にと、VIPなみに忙しい孫。何とかゆっくり会えないものかという祖父の訴えを聞いて、麻雀仲間の金持ち爺さんたちが孫を誘拐するという"妙案"を思いつくのだが…。


『エンジェル』…南太平洋に浮かぶ島で新種の生物が発見された。それが『エンジェル』。まるで天使のような外見でたちまちお茶の間の人気になる。そして、食べるのはプラスチック!燃えないゴミを食べてくれる愛くるしいペットでゴミ問題も解決すると思われたのだが…。(^_^;)


『手作りマダム』…なんでも手作りをする会社上司の奥様のティーパーティー。お菓子は不味く、ランチョンマットは雑巾のようで、ソーセージは犬も食わない。だが、部下の奥様連中は事実がいえないで、ひたすらお世辞を言って持ち上げるのだが…。


ホームアローンじいさん』…同居する孫がHなビデオを手に入れたことをふとしたことで知ったじいさん。家族が留守のうちにHビデオをぜひ見たいと孫の部屋に入り込みリモコンを操作するのだが使い方が分からない。エアコンのスイッチが入ったり、電話の子機を操作したり、そんな家に泥棒が入り込むのだが…。


その他、『マニュアル警察』 『花婿人形』 『女流作家』 『殺意取扱説明書』などの12編を収録。くれぐれも電車の中で読まないでね。(^^♪