「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

DVD〜断崖絶壁の輸送作戦…厳冬 黒四に挑む(プロジェクトX)

プロジェクトX 挑戦者たち Vol.7厳冬 黒四ダムに挑む ― 断崖絶壁の輸送作戦 [DVD]

プロジェクトX 挑戦者たち Vol.7厳冬 黒四ダムに挑む ― 断崖絶壁の輸送作戦 [DVD]

このブログでも紹介した吉村昭氏の『高熱隧道』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/searchdiary?word=%b9%e2%c7%ae%f0%ab%c6%bb


この小説は黒部第三発電所の物語だが、今日取り上げるのは、石原裕次郎黒部の太陽でも話題になった黒部ダム第四発電所の物語だ。のべ1千万人が働き、巨大プロジェクトの代名詞といわれた「黒四ダム」。戦後高度成長期の日本、特に大阪では、慢性的な電力不足に悩んでいた。その問題解決には、新たな、そして巨大な発電所が求められていた時代背景がある。


その難工事の最大の焦点は、断崖絶壁がそそり立つ秘境・黒部に、60万トン(甲子園6杯分)に及ぶ資材を輸送する作戦に挑んだ男たちの苦闘の姿を映し出す。(@_@;) な、な、なんと60万トン!?

指揮に当たったのは、「大まむし」の異名をとった筋金入りの間組のダム屋・中村精(くわし)。若者たちは、中村の号令の元に、全身全霊を込めて秘境・黒部に立ち向かっていった。彼は、朝早くから誰よりも早く現場を見に行き、指導をした。電力1万キロあたり死者が一人でるといわれたダム工事、どれだけ犠牲者が出るのか。今まで、100人近い犠牲者を見守ってきた…。


資材輸送の大動脈としては、長野県から山をくり抜き黒部に達する大町トンネルが計画された。
しかし、最低1年かかるトンネルの完成を待っていては、7年の工期に間に合わない恐れがあった。そのため、ダムの本体工事を受注した間組は、壮大な輸送作戦を計画する。
400人に及ぶ強力(ごうりき)〜男性は100キロ、女性でも40キロの荷物を背中にかつぎ、人力輸送を始める一方、標高2700メートルの立山の尾根をブルドーザーで越える前代未聞の挑戦に乗り出した。


更に、トンネルをダムの建設地点から迎え堀りをするために、零下20度の黒部に5ヶ月間留まる越冬隊を組織した。暖房器具もなく、日常から隔離され、電話も通じない、もちろん郵便も届かない。零下20度にもなるということは、保存食の野菜が全て使い物にならなくなるということ…。精神に異常をきたす者も続出するのだが…。\(◎o◎)/


いや〜!すさまじい…。先人たちの汗と涙に感謝だね…。人間ってすごいものだね…。(^_^;)