私が最も影響を受けたミュージシャンの中の一人が、河島英五だ。2001年、48歳の若さで亡くなったときにはショックだった…。呆然としてあっけにとられたことを覚えている。(>_<)
デビュー前から最後のテレビ出演までの秘蔵映像がDVDになると聞き、早速注文した。…しかし、
見るにつれ、英五独特のメッセージと緊張感が伝わる…、いい加減な気持ちで見れない…。ということでじっくり見るのは、今日になってしまった。…食い入るように見入ってしまった。
はじめに聞いたのはテレビCM『清酒黄桜』での『酒と泪と男と女』だった。これが1976年。彼が24歳、私が12歳。強烈なインパクトだった。中学一年の時の同級生のケンちゃんが好きで、彼の部屋で、その曲とそのB面の『てんびんばかり』ばかり聞いていたっけ。ギターを始める前だった。
デビュー曲の『何かいいことないかな』、隠れた名曲『旅のわすれもの』、彼が最も好きだったという『仁醒』、ヒット曲『時代おくれ』、沢田研二にプレゼントした『いくつかの場面』、加藤登紀子も歌った『生きてりゃいいさ』、初期の傑作『人間の祖先』、マサカリ投法の村田兆治のことを歌った『地団駄』、あのねのねにプレゼントした『青春旅情』…など。こみ上げてくるものがあって、胸が締めつけられそうだ…。
いや〜強烈だね〜…。解説文を読みながら彼のエピソードを見ながらだと涙が出てくる…。なんだろう…。画面から伝わるエネルギーというかオーラは…。男だね…。かっこいいね…。男が男に惚れるというのはこういうことだろう。ふと坂本龍馬とオーバーラップしたのは、気のせいだろうか…。
彼には、ギルドとギブソンのギターがよく似合う。ギターをかき鳴らすような、ぶっ叩くようなストローク…。そうだ!思い出した!私は、彼に憧れていたからギルドが好きなんだ!
一曲でもいいから世に残る曲を作りたいものだ。
…最後のテレビ出演のNHK「歌謡コンサート」での『時代おくれ』も収録されている。…痩せたな…声にも張りがないし。ギターは、ボロボロのMartin D-18が渋いねえ…。クウ〜…、(T_T) 泣ける…。若すぎるよお…。48歳なんて。
私は、今43歳。あと5年で、英五のような軌跡を残せるだろうか…。
河島英五秘蔵映像集~デビュー前から最後のTV出演まで【完全生産限定盤】 [DVD]
- アーティスト: 河島英五
- 出版社/メーカー: デジタルサイト
- 発売日: 2007/04/18
- メディア: DVD
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