「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「いい加減な夜食 4」(秋川滝美)

 
このシリーズにハマっている。主人公の二人の会話のやり取りがオモシロすぎるっ!!!ドラマ化かアニメ化をしてほしいけど、小説のイメージが変わりそうだよなあ。原島俊紀は、昔の東山紀之。佳乃は、吉岡里帆かなー!

第四弾は、長男が誕生し、飲酒運転をテーマにまたまた新しい展開に!そのエッセンスを紹介しよう。
 
・「強力なライバルが出現しましたからね。私もうかうかしてられないんです」
「 ライバルって・・・・・・」
 
あなたが産んだ娘でしょうに・・・・・・と和子は苦笑いをする。だが佳乃はさらに言葉を重ねた。「誠也が生まれたとき、俊紀さんがやけに誠也をライバル視したんですよね。あのときは私も、自分の息子相手に何やってるんだろうって思ったんですが、柊子が生まれてやっとわかりました。 我が子であろうが何であろうがライバルはライバル。俊紀さんの取り合いに負けるわけにはいきません」
 
・大澤は普段から運転中は最小限の会話しかしない。大澤も俊紀同様車の運転が好きだ。会話で気を散らすよりも、運転そのものを楽しみたいからだと佳乃は思っていた。
 
・あらゆる意味で危険と隣り合わせの日常しかなかった。そこにアルコールの影響が加われば、危険性はさらに高まる。基準値に満たないアルコール濃度でも、体質によっては大きな影響を受ける人もいるのではないか、と宮野は懸念を口にする。
 
・「過労とアルコール、どちらかだけでも防げればよろしいのですが・・・・・」 どんな仕事であっても、過労やアルコールの及ぼす影響は見過ごせない 。けれど、交通事故は周囲を巻き込む可能性が高い。宮野の言うとおり、過労の度合いを数値化することは難しい。せめて飲酒運転だけでも何とかならないものか。
 
・ステファニーの事故以来、佳乃は飲酒運転に関する報道に敏感になっていた。新聞だけではなくテレビやネットのニュースでも、飲酒運転についてのものはできる限り読むようにしている。そん な中で、佳乃が特に気になっていたのは、飲酒運転によるもらい事故についてだった。
 
自分は何の落ち度もなく、ごく普通に車を運転しているのに、飲酒運転の車が突っ込んでくる。 アルコールの影響で反応速度が落ちて操作を誤る程度ならまだマシなほうで、中には運転手が眠り込んだままノーブレーキで突っ込んでくる場合もあった。ここ最近そんな事故が相次いでいたし、死亡事故に至るケースも頻発。だが、一家四人死傷というのはさすがに珍しい。大事故と言うべきレベルだった。
 
ステファニーが育児係に就任し、悪いことは悪いとその場で指摘してくれるようになったおかげで、 誠也の過ぎる口も少し矯正されてきているが、まだまだ課題は多い。 俊紀と誠也はなにかにつけてそっくりで、一卵性父子だと言われている。けれど、言葉の使い方は圧倒的に違う。佳乃など、言葉が足りないのと、言葉が過ぎるのとではどっちがより問題だろう、と悩んでしまうほどである。
 
・いきなり家族を失うのは辛すぎる。ましてや交通事故が原因なんて最悪だ。これ以上、私やこの子みたいな思いをする人を増やしたくない。少なくとも飲酒運転による事故だけでも防げないものか。ネット上の記事を閉じながら、佳乃は飲酒運転撲滅の必要性をひしひしと感じていた。
 
・佳乃はにわかに不安になってきた。俊紀は『代役は代役だ』と言ったけれど、その女性と俊紀は一年近く一緒に仕事をしてきたのだ。
 
・株式会社原島の社員、そして時折訪れる俊紀の客たちは、彼女に会うのを楽しみにしている。 会うというよりも見ると言ったほうが正確かもしれない。観賞用としての佐野美保は比類なく美しく、佳乃 など足下にも及ばない。
 
「大丈夫・・・・・・じゃないかも・・・・・・俊紀さん、元々ああいう人が好きだったし」
 
「じゃあ、なんでわざわざそういう人を秘書に選んだの!?」
 
「一番仕事ができそうだったからです」
 
・「うまくいかない世の中よねー。昔から美人はオフィスの飾り物、仕事ができるのは地味でいけてない子って決まってたのに、いつの間にか美人は仕事までできるようになってたのね 」あなただってそうじゃないか、と佳乃はのどまで出かかった。
 
・年末のこの時期が忙しいことは確かだ。だが、例年ならこんなに連日、夜の会合が続いたりはし ない。そもそも俊紀はそういった会合が好きではないし、佳乃と一緒に行けないとわかっているから余計に参加を渋るはずである。それなのに、今年に限って連日参加。これはいったいどうしたことだろう、と思うのも無理はなかった。
 
・「はあ?」 「原島財閥総裁夫人が真っ昼間から男とふたりきりで会っていいはずがないだろう!」なんだそれ・・・・・・と開いた口がふさがらなくなった。真っ昼間がだめなら深夜に会えとでも言うのか。そっちのほうがよっぽど問題ありじゃない!
 
 
・「そうか・・・・・・。それはすまなかった。だが、今度からそういうときは相談してくれ」よそで男に会われるぐらいなら、時間をやりくりするほうがずっとマシだ、と俊紀は微かに笑った。自分でも理不尽な怒りをぶつけたことを悟ったのだろう。もっとも、佳乃にしてみればいつものことではあったけれど・・・・・・
 
・「ああ、旨かった……………。さすがだ、佳乃。おまえの欠品対応能力には目を見張るものがある」「欠品対応能力って・・・・・・」
 
 
・「意外と骨があるんだな、あの男。見直したぜ!」 だし
 
「くだらん!あんな男の骨では出汁も取れない」
 
「やめろ、大澤、けっこういい味出すと思うぞ、俺は。たぶん姫さんならそれを使って独特の………………」
 
 
いいなあ。このキャラ立ち。ずーっとこのシリーズ続けてほしいなあ。ハマる人、続出だろうなあ。超オススメです。(=^・^=)