1970年代に一斉を風靡した、ラジオの「欽ちゃんの「ドンとやってみよう!!」、通称「欽ドン」。いまでも覚えているのが「レコード大作戦」。レコードをかけて、そのフレーズを使って、ショートコントというか小咄をつくるというもの。
「おまんじゅうを足で踏むと、どうなりますか?」「♪〜あん でます〜♪(都はるみ『北の宿から』)」(笑)
それからテレビ化して欽ちゃんブームが起きてくるんだよね。さてこの本の続編を読みましたよー!♪ そのエッセンスを紹介しよう。
・「いくらなんでもこれってひどすぎない?でも、 運の神様はぜったみていてくれる。めげずに頑張っていれば、 きっと僕を有名人にしてくれるに決まってる。だったら、 もっとひどくてもいいや。底辺から出発したら、 僕スーパースターになっちゃうんじゃないかな」これば、僕の「 運」の原点。つらいときは思いっきり遠くにでっかい夢を置いて、 今のつらさに耐えようって思ったの。
・「運」という漢字にはシンニュウがついてるでしょ? シンニュウは道という意味だから、運は遠くから運ばれてくる。
・仕事の運のキーワードは「遠い」。「時代劇に出たと思って、 刀で斬られて倒れてごらん」これを100人がやると、 だいたいその場でバタッと倒れる。これを「近い」芸と言うの。 うまい芸人になると、斬られても我慢して我慢して我慢して、 斬られた場所から遠くまで行ってようやく倒れる。 コント55号のコントは、舞台狭しと走り回らないとできない。 そうしたら「テレビ画面からはみだす男たち」 って補湯版になってどんどんテレビに呼ばれちゃった。まさに、 目標を遠いところに置いたら運がきたんです。
・テレビ番組っていうのは、 失敗もせず撮れたことを成功とは言わない。 それは普通って言うんですよ。 うまくいったらもう一回撮ることが大事。そうすると、そこに
『運』が生まれるんです。
・仕事のやり方そのものにも「遠い」「近い」はあります。「 焦り」や「驕り」があると、なにごとも「近い」になっちゃう。
・運の神様は遠いところにいるので、 自分では直接運を運びません。人を仲介役にする。 偶然出会ったように見える人も、あなたに会いにくる友だちも、 みんなあなたに運を運んでくるメッセンジャーなんです。だから、 人間関係って大切なの。
・テレビの世界で大活躍する人って、「才能」「運」「努力」 のうち、いちばん必要なのだはどれだと思う?ボクは「いい性格」 と答えます。「芸を磨くより、人間を磨け」
・渥美(清)さんは、東洋劇場で「おはようございます」 って挨拶するたびに「なに?」って聞き返されていて、一生懸命「 滑舌」を直したんだ。 それで今のようにっくっりしたしゃべり方になってそれが渥美さん の『売り』になった。叱られたことを矯正して、 自分の芸にまでしちゃったんだよ。すごいだろ?
・「失敗はとことん引きずれ!」なぜ失敗したのか。 どこをどうすればよかったのか、とことん引きずって考えないと、 つぎに同じ場面に遭遇したときにまた同じ失敗を繰り返す。 ぜったいそう。だから引きずらないとダメなの。
・渥美(清)さんは、東洋劇場で「おはようございます」
・「失敗はとことん引きずれ!」なぜ失敗したのか。
・「貯金をしても利子はつかないから、 貯金する金があるならば若くて金に困ってるやつに、 ラーメンでも冷麦でもごちそうやってくれ」僕が政治家だったら、 こう言うな。
・初めから才能を持っている人って、 ほぼまちがいなく伸び悩むんです。 人に教わらなくてもできるんだったら、努力しませんよね? 成長は止まる。普通の人は「自分はできない」 と思うから努力をつづける。いい位置まで到達しても、 努力をやめない。五年後くらいから逆転現象が起き始めるんです。
・どんな世界でも本物の「一流」は、「自分はすごい」 とまるで思っていないように見える。 気づいていないのかもしれないですね。 過去の自分の実績よりも今挑んでいることに夢中で「 まだやりたいことがある」って言っています。どこに着いても「 終着点」と思わず、いつも遠くを目指しているの。
・うんと低いところからスタートしたほうが、 伸び率はぜったい高い。
・今がつらい人へのメッセージ。つらい境遇は「運」のせい。 自分のところに来るはずの運が、 間違ってほかの人に回っちゃったんだ、と思えばいいの。 そのうち運の神様が気づいて自分に返してくれる、 きっと利子もつけてくれる。そんな想像をして、 深刻に考えすぎないようにしたほうがいい。
「コメディアンで成功するには帯の結び方」は、意外や意外。
そおかあ!今、ワタシはいっぱい運を溜め込んでるなー!(笑)オススメです。(^^)