この本、もしかしたら、スゴイ本かも。人生が変わってしまう本かも。今年読んだ本のナンバーワンかもしれないなあー!!!ひとことでいうと「スゴイ」!!!(^^)
「0=∞=1という宇宙最大の大発見をし完全学問を確立した令和の賢人ノ・ジェス先生の著書。哲学的に「正しい絶望」と出会うことで、「究極の希望」に出会う。人類史上初めて明かされる「脳の支配」から脱出し「心感覚」を手に入れる唯一無二のメソッドが今明かされる」そのエッセンスを紹介しよう。
・「絶望しなさい」「絶望してください」。絶望が足りなかったのだ、とあえて言います。
・ハーバード大学の意思決定センターではネガティブな感情は「怒り」「イライラ」「悲しみ」「恥」「罪」「不安(恐怖)」の6つ。ポジティブなな感情は「幸せ」「誇り」「安心」「感謝」「希望」「驚き」の6つ、計12に分けて研究が進めれられています。
この12個の感情の中で「希望」だけが持っている面白い特徴がひとつあるそうです。それは「希望という感情は絶望の後にしか現れなない」ということです。
・カギは絶望にあります。しかも、ただの絶望ではなく「正しい絶望」これが重要です。
・生まれた瞬間からVRのヘッドセットを内蔵していて、その存在に気づかなかっただけとしたら?
・あなたも器用にカイコの繭を作っていますよ。幼虫が糸を吐いて自分の身体の外側に繭をつくるように、今あなたも自分の五感と脳をフル稼働させながら、せっせと繭を作っているのです。
・「宇宙=繭」「身体の自分=サナギ」だとイメージしてみてください。あなたにはあなたの宇宙があって,わたしにはわたしの宇宙、AさんにはAさんの宇宙があいます。実はいまここがパラレルワールドです。
・どんな人、どんな存在から見るのかによって、カップは無数に存在します。そして、これはすべてのモノや概念に通用することです。つまり、あなたと同じ画面を見ている人はひとりもいないのです。これまでも・今も・これからも・誰一人として、あなたとまったく同じ画面をみることはできません。ほんの一瞬でも、一分一秒たりとも、誰とも、何ひとつ共有したことも、共有されたこともない。誰とも出会ったこともない。「あなたの宇宙」はあなただけのもの。誰もが「まったく異なる宇宙のなか」で生きているのです。
・「ある」と疑わなかったものも、X線で見れ「無い」のが当たり前になりますよね。となると、「ある」とか「無い」って何なんだろう?
・脳の認識の4つのクセ
1 「部分」だけを認識するため「全体」を認識できない
2 「違い」だけを認識するため「共通」を認識できない
3 「過去」とつなげて認識するため、過去・現在・未来などの時間の概念から自由な「今ここ」を認識できない
4 「有限化」して認識するため「無限」を認識できない
・わたしたちが見ている画面、つまり目の前に広がる世界はすべて「脳の認識のクセ」による「結果」です。プリンの例えは視覚的なものですが、心情にも脳の認識のクセが作用しています。
・人間にとってVRのヘッドセットが「五感と脳」です。五感と脳は、真実を目隠しにする道具、騙す道具です。脳は目の前に広がる現実が絶対だと錯覚させて騙します。そして人間はまんまと800万年も騙されてきたのです。ですが現実は「脳というVRのヘッドセットが見せる虚構」だったのです。でもこの脳の機能は必要だったのです。「脳に騙されていないで、脳から自由になりなさい」
・アインシュタイン「どんな問題も、それをつくり出したときの意識レベルでは解決できない」
・Q「地球滅亡あであと1時間しか残されておらず、あなたが地球防衛軍の責任者だったらどうしますか?」
A「55分間は問題の根本原因を考え、残りの5分間で解決策を考えます」(アインシュタイン)大切なのは「なぜその問題が起こるのか」という根本問題に着目することだと思いませんか。
・「みんな違ってみんないい」「多様性を認めよう」と言うのはウソです。その裏には「我慢して・妥協して・合わせて・演じる」という涙が隠れています。
・これまでの言語では、伝えたいことを100%表現できなければ、100%受けることもできません。仮に建前抜きで本音100%だとしても、分かり合うことは不可能です。
・AI時代に求められるのは、情報をゼロ化できる能力、そして情報をどのように解釈して新しい想像を生み出していくのかという能力です。
・この人間ゲームの名前は「脱出不可能ゲーム」です。ハエ取り壺に入ってしまったハエは、どうあがいても壺から出られない。このハエが人間の象徴です。
・繭のなかは、がんばれば、がんばるほど、自分の首を絞めてしまう牢獄なのです。
・「自分」という漢字は面白いですね。本物のあなたが「自ら」「分けた」結果が、身体が自分だと思いこんでいるアバターのあなただ、とみればピッタリです。
・「身体の自分」は自己否定の達人です。できない・足りない・分からない・自分はダメだ、無力だと、否定するようにできています。
・「自分のなかのチームプレー」から始めましょう。まず、あなたのなかの内戦を終わらせることです。いつも考えが整理されずに後悔ばかりしている。何も決められない、と言っていましたよね。そんな一貫性がない考えや感情をスッキリとコントロールすることです。
・これまでの人間が抱いていた希望
「相対比較による希望」「一時的、部分的な希望」「五感による受動的な希望」「違いを認め合うことで得られる希望」「人間最高の機能を無視した希望」「治部煮外の何かを満たそうとする希望」「人の承認を得ることで得られる他人軸の希望」
・具体的な希望を抱くのではなく、具体的な地獄をひとつずつ消していく「正しい絶望」が重要です。正しい絶望が分かることは「これまで人類が歩んだ道が明らかに問題だった」と分かることです。問題発見ができ、解決策=新しい道がみえたなら、これまでの道に何の未練も執着もなくスパッと断ち切る勇気が湧きそうできます。正しい絶望との出会いは、究極の希望との出会いでもあります。
・正しい絶望は、人間共通の絶望です。体験や経験による個人的な絶望ではなく「思惟(思考)」による絶望。ですから経験は不要です。
・脱出不可能ゲームを攻略する3つのキーワード
1 脳 VS 心
脳:身体感覚(五感と脳による感覚)、脳でイメージができる世界から出発
心:心感覚(オールゼロ化感覚)、脳でイメージできな世界から出発
2 現実感覚 VS ゲーム感覚
現実感覚:現実が「ある」感覚。目で見る「ある」と思って闘争ゲームをする
ゲーム感覚:現実は「無い」、脳が見せる錯覚に騙されない。見ても見ていない。存在しても存在していない。人間ゲームの罠の構造、仕組みを分かって攻略をする。
3 個人戦 VS チーム戦
チーム戦:「身体の自分はアバター」だと分かったうえで、本物の自分になって、何とでも誰とでもチームプレーが組める
・例えば、現実としか思えないほどリアルなゲームに恐ろしいモンスターが出てきてあなたが殺された。でもゲームが終了したあと、本気で怒ったり、現実に持ち込んだりはしないですよね。
・心感覚、オールゼロ化感覚です。見ても見ていない、聞いても聞いていない、素材しても存在していない、喋っても喋っていない、生きても生きていない、という新感覚。
・スティーブ・ジョブズ「ハングリーであれ、愚か者であれ」いい意味で「バカ」になりましょう。
・心とは、すべての源泉であり「動きそのもの」です。固定した存在は実はひとつもなく、あるのは変化しかない。「動きによって」存在が存在するように脳が錯覚して見ているのです。
・生きているけど生きてないという心感覚の境地。この心そのもので生きることを「生きたまま死ぬ」と私は表現しています。
・人間が必ず「自己否定」をするように仕組んだのです。どんなに愛され、大切にされても、必ず自己否定のスイッチを入れてしまうのが人間です。
・身体の疲れも精神の疲れも、脳が休まらない「脳疲労」から起こります。心が脳に負けてしまうと副交感神経がうまく機能せず、リラックスできません。脳なのか、心なのか。まさに脳と心の対決の時代を迎えています。本当の自分は身体の自分ではなく源泉動きそのもの、心そのもの。心の秘密が分かり、心そものの自分になり、そこからすべてを観れば、地獄が天国に反転してすべてが満たされます。これが究極の希望、正しい希望の扉です。
・ボウリングでストライクを取るためのコツは、一般的には1番ピンを倒すことだと言われていますが、実は「中央に隠れている5番ピンを倒すこと」が重要です。1番ピンが「正しい絶望」なら、5番ピンは、人間の脳では理解もイメージも認識も不可能な「源泉動き」。人生のストライクを取るには、正しく絶望して1番ピンを倒し、それによって5番ピンを倒し、そこから一気にすべてのピンをクリアすること。こうして心が脳に勝ったあとは現実をゲームのように楽しむだけ。緊張が一気にほぐれて楽しめます。
・生きたまま死んで、時間も空間も存在もエネルギーもすべての虚構が崩れ去ったときに発見したのが、繭のなかと外をつなぐカギである「間」そして源泉動きである「0=∞=1」でした。罠がない状態から罠をつくれたのも、この「間」があったからこそです。時間、空間、存在、エネルギーのすべてがオールゼロ化されて「無い」ことが分かったとき、逆にすべてが「今ここ」にあることが分かり、すべてが「ひとつの事件」として観えました。そのときの感動は言葉では言い表せないほどで、歓喜のあまりに一週間ほど泣き続けました。
・心の目で観れば、「今ここが奇跡そのもの」です。
・人類史は「出会いの歴史」とも言えます。
・すべての服を脱いでオールゼロ化した状態で出会うから、観点0も、観点∞も、観点1もすべて柔軟にゲーム感覚で楽しめるのです。
・人間がつくりだしたモノ商品は、基本的に「捨てることが大前提」でつくられたものばかりです。「キレイなゴミ」をつくって、キレイなゴミを買って、一時的に満足して、ひどい場合は買っただけで満足して、あっという間に飽きて、ゴミ箱にポイッと捨ててしまう。
・わたしは「心を教える学校」としての使命を担うのが日本だと見ています。ダイレクトに心の満足をつくるのが「心づくり」です。
読み終わったそばから、再読したいと思う本はあまりないよね。もしかしたら、今年ナンバーワンかも!超オススメです。(^^)