最近、週刊誌を買わなくなったなあ。読まなくなったなあ。いま、500円くらいするんでしょ!?ずいぶん値上がったよね〜!唯一楽しみにしていたのが、天才・東海林さだおさんの「あれも食いたいこれも食いたい」。とうとう最終回だったんだね……。
「食への追求はとまらない……。「丸かじりシリーズ」第47弾はファンに惜しまれながら幕を閉じた「週刊朝日」の最終回までを一挙収録。怒涛の全62本! 東海林ワールドは永久に不滅です」そのエッセンスを紹介しよう。
・もしかすると日本人はアンコに対する考え方が甘かったのではないか。甘かったゆえに今回のこのような事件が起きてしまったのではないか。アンコが閉じ籠ってしまったのだ。歯みがきのチューブみたいなところに閉じ籠った。「アンコには定職がない」アンコはパンとか饅頭などの求めに応じてその都度出かけていく。つまり派遣社員。よく考えてみると正規の社員ではなかったのだ。
・ちょっと目を離したスキに鯛焼きが変わり果てた姿でコンビニの棚に横たわっていた。色が真っ白になっていた。モチモチになっていた。ヘナヘナになっていた。ぼくは急にマット君を思い出してしまった。Mattくん、巨人軍の桑田真澄コーチの御子息。
・人類みな兄弟。人類魚類みな兄弟。さかなクンという人がいます。「びっくりでギョざいます」とか「おはようギョざいます」とか。つまり彼は魚になりきっている。自分は魚だと思っている。人間なのに魚。へりくだっているわけではなく、むしろ魚を尊敬しているようにみえるところが彼のすばらしいところだ。「人間ができている」というか「魚ができている」というか。
・食べ物は元気の源泉である。食べると元気になる。地のしたたるステーキを食べると元気モリモリになる。うどんでも力うどん。名前が元気を保証している。一方、食べても元気にならない食べ物もある。ソーメン。ソーメンを食べたら急に元気モリモリになった、という話はあんまり聞いたことがない。
・「老人と海苔」というタイトルを思いついたとき、天にも昇る気持ちだった。何と素晴らしいタイトルであることか。「老人と海苔」はて?どこかで見たような。そうして「老人と海」という小説を思い出した人も多いはず。
・カキフライに「トンカツソース」。トンカツソースはかける相手をトンカツと指名しているのになぜカキフライにかけるのか。おれの面子をつぶすのか。
・「あれも食いたいこれも食いたい」は36年続いた、サラリーマンでいえば36年勤務。それを辞めることになる。締め切りは毎週火曜日の夕方だった。だから火曜日は朝から大忙しだった。朝、起きるときから緊張していた。来週の火曜日、朝起きる。することがない。何かあるような気がするが、何もない。ノロノロと起きる。
「アンコ、ドリンクとなる」「白い誘惑」「メニューとは?」「哲学の教材としての太巻き」「ナメコの世渡り」「おでんの改革する」「ストローのズズズ問題」「ドロップ缶の謀略」「稲荷ずしは偉大なり」「妖怪、モンブラン」「大根の悪口」「枝豆三粒入りの呪い」「鯛焼きの開き」「ハーゲンダッツとガリガリ君」「日本の包装文化」「フリカケを笑う者はフリカケに泣く」「ソーメンは流していいのか」「天丼の海老天は何本が適正か」「チクワの穴も穴である」「おでん、派閥の世界」「海苔のお仕事」「おにぎり法成立」「かつ丼の弱み」「宅呑みの悦楽」「中華マンの七不思議」「タルタルソースの受難」「天ぷらかフライか」「目刺しは親戚同士なのか」「いよいよ最終回」など。
ああっ!!!とうとうこの日が来てしまったっ!!!時々はこのブログを見てほくそ笑もう!超オススメです。(^^)