最近のワタシのモチベーションは、いや、昔からそうかもしれないが(笑)それが面白いかどうか、である。それがすべてといってもいいかもしれない。だって、世の中って面白いことだらけだもんね!♪(・∀・)
さて、この本。じゃあ、面白さってそもそもナーニ!?なんだろう!?(・。・)
「人気作家が「面白さ」のメカニズムを考察。仕事で面白いアイディアが必要な人、
人生を面白くしたいすべての人に役立つヒント」そのエッセンスを紹介しよう。
人生を面白くしたいすべての人に役立つヒント」そのエッセンスを紹介しよう。
・満足とは、求めていたものが得られることであり、 自分が思い描いた状況に実際になることだ。人間の脳は、 頭に思い描いたことが現実になることを欲している。僕は、 この恐々を「自由」と定義している。自由とは「 思ったとおりになること」「希望したことが現実になること」 なのだ。人間が築き上げたものは「こんなものがあったら良いな」 と思ったものを、試行錯誤し、努力をし、あるいは協力しあって、 完成させたものであり「自由の象徴」ともいえるものである。 自由は、自分が計画したとおり、 自分が予定したとおりに生きることであり、 それが人間の満足の根源でもある。従って「面白い」というのは、 この自由に向かう方向性を感じている状況であり、いうなれば、 いずれ自分が満足するぞ、という予感が、 その人を笑顔にさせるのである。
・(Q「森さんが考える「面白いもの・ことベスト7」は?)
よく尋ねられる質問なのですが、 そもそもベストというものを意識することがありません。また、 順番に並べてもしかたがない(自分にとって利がない)ので、 考えたこともありません。でもこの場で無理に挙げてみましょう。 まず、一番から三番までは、内緒です。僕は、 自分にとって一番楽しいことは、 人に伝えられないものだと考えています。 人に伝えるほど陳腐になり、誤解される。結果として、 その素晴らしさが損なわれて認識されてしまう、 という印象を持っています。ですから一度も書いていません。 四番めは、ジャイロレールの研究ですね。五番めは、 模型飛行機を飛ばすことでしょうか。
・面白いものがあれば、それは僕は入手するか、自分で作ります。 特に、自分で作ったものは、作る過程が「面白かった」 になります。 そんな素晴らしい思い出の含まれたものができあがるので、 面白さ倍増といった感じでしょうか。
・(Q「森さんが死ぬまえにやっておきたい『面白い』ことは?」 )
生きることです。生きることが、 面白いことをやっている状態です。死ぬまでは、 生きていたいですね。
・つい最近、模型界を牽引してきた達人が相次いで亡くなられた。 80代から90代の方たちだったが、 ついこのまえ一緒に遊んで下さった。どの方も、 突然亡くなられた。 病気のことや躰の不具合など一言もおっしゃらなかった。 それどころか、亡くなる寸前まで、 新しい作品に取り組まれていた。手紙やメールには、 今はこれを作っている、次はこれが作りたい、 というお話ばかりだった。きっと、本当に「面白い」 人生を全うされたことだろう、と想像する。 こういった達人たちに共通するのは、家族の話をされないことだ。 昔の話もされない。 どんな仕事をしていたのかも聞いたことがない。 奥様がいらっしゃるのかどうかもわからなかった。それくらい、 自分が夢中になっている今の「面白い」話しかされなかったし、 作られるものが、最高に素晴らしく「面白い」ものだった。僕も、 そういう生き方がしたい。死に方などはどうだって良い、 と思っている。
・作家は、いつも「面白さ」を作り出すことに頭を使っている。 周囲にある「面白さ」など限られているから、 インプットされたものだけでは、 アウトプットを生産する材料として全然足りない。「面白い」 ものを観たり読んだりしても、それらは使えない。そうなると、 ゼロから作り出すしかない、という話になる。
・僕は、たった一人で「面白い」ことを毎日している。奥様も、 彼女は彼女の「面白さ」で手一杯のようで、何をしているのか、 よく知らない。ただ、 それぞれが自分の面白いことをしていればが、 自然に笑顔になるから、その笑顔を見るだけで、 お互いに気持ちが和むだろう。
・誰かが、僕にこの「面白さ」を恵んでくれたのではない。 父も母も、買ってくれなかった。若いときの僕も、買えなかった。 結局、買えるものではなく、自分で作るものだ、と知った。 それらがようやく作れるようになり、 今頃になって面白がっている。 子供のときにやりたいと思ったこと、面白そうだと思ったことを、 今実現している。小さかった頃の自分に「ほら、面白かった」 と伝えている気持ちだ。
・僕は、運良く、こんな生活ができるようになったが、これは、 突然舞い込んだ幸せではない。ずっと計画をし、 やりたいことを実現するために、やるべきことをしてきた。 設計図を描いたら、そのとおりに一つ一つ部品を作っていく。 毎日、少しでも良いから、なにかの工程を進める。 そうすることで、設計図に描いたものが、ある日、 目の前に出現するのだ。これは展開図が電車になった「魔法」 に似ている。だが、手品ではない。緻密な計算と作業の結果だ。 もし、今あなたの前に、そういった素敵な「魔法」 が現れないとしたら、それは、最初の設計図がないからである。 設計図を描いてから、それを作る作業に何年も何十年もかかる。 農作物のように一年でできるものではない。あれも、 実は畑を作るのに何年もかかっているまずは設計図を書くこと。 細かいことは途中で書き足したり、修正すれば良い。 大事なことは全体の大まかな方向性と、実現可能な目標だ。 必要なものは、ずばり「計画」であり「作業」である。実物の、 建築も年も、ピラミッドも万里の長城も、すべて「夢」や「希望」 でできているのではなく、人間の「計画」と「作業」 で実現したものだ。
・あなたの設計図は、あなたにしか見えない。 他者を巻き込まないで、自分一人で、 その設計図を実現するために作業を始めよう。「面白さ」とは、 そういうものだ、と僕は思う。
予想以上に、この本を面白かった。自信を持って、今の暮らしを続けていけます。超オススメです!!!(・∀・)