小学校2年か3年の国語の教科書に掲載されていた忘れられない話がある。
タクシー運転手の松井さんが道の上に置いてあった「白いぼうし」。それを取り上げると、白いちょうちょが。きっと捕まえのを誰か知らせたかったのだろう。それを逃してしまった松井さん。きっといなくなってがっかりすることだろう。
ちょうど田舎から送ってきた夏みかん、タクシーに乗せていたので、それを替わりに置いた。少年がお母さんを連れて戻ってきて得意げにぼうしを取ると、そこには夏みかんが。あれー!!!
命拾いしたちょうちょが「よかったね よかったよ」「よかったね よか
ったよ」という現代版浦島太郎のような話。
大人になってその話があまんきみこさんの「車のいろは空のいろ」だと知った。ファンレターを出してお返事いただいたっけなあ!再読すると、やっぱりいいなあ!
谷山浩子さんがファーストアルバム『ねこの森には帰れない』のB面はそれをモチーフにして歌が創られている。
「小さなお客さん」「うんのいい話」「白いぼうし」「
忘れられない本。読み継いでいってほしい名作です。オススメです。(・∀・)