「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「車のいろは空のいろ」(あまんきみこ)

 

小学校2年か3年の国語の教科書に掲載されていた忘れられない話がある。

 

タクシー運転手の松井さんが道の上に置いてあった「白いぼうし」。それを取り上げると、白いちょうちょが。きっと捕まえのを誰か知らせたかったのだろう。それを逃してしまった松井さん。きっといなくなってがっかりすることだろう。

ちょうど田舎から送ってきた夏みかん、タクシーに乗せていたので、それを替わりに置いた。少年がお母さんを連れて戻ってきて得意げにぼうしを取ると、そこには夏みかんが。あれー!!!

 

命拾いしたちょうちょが「よかったね よかったよ」「よかったね よか

ったよ」という現代版浦島太郎のような話。

 

大人になってその話があまんきみこさんの「車のいろは空のいろ」だと知った。ファンレターを出してお返事いただいたっけなあ!再読すると、やっぱりいいなあ!

 

谷山浩子さんがファーストアルバム『ねこの森には帰れないのB面はそれをモチーフにして歌が創られている。

 

「小さなお客さん」「うんのいい話」「白いぼうし」「すずかけ通り三丁目」「山ねこおことわり」「シャボン玉の森」「くましんし」「ほん日は雪天なり」など。

 

忘れられない本。読み継いでいってほしい名作です。オススメです。(・∀・)