「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ぜんぶ、すてれば」(中野善壽)

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ぜんぶ、すてれば

ぜんぶ、すてれば

 

このシンプルでキレ味するどいタイトルっ!惹きつけられる!ワタシの一番苦手なことだなあ…断捨離できないもんなあ…(笑)

 

カンブリア宮殿・NewsPicksなどで注目。あまりの逸話に、実在すら疑われていた伝説の経営者、初の著書!「何も、必要ありません。ぜんぶ、捨てればいいんですよ」そのエッセンスを紹介しよう。

 

中野善壽、75歳。伊勢丹鈴屋で新規事業の立ち上げと海外進出を成功させる。
その後、台湾へ渡り、大手財閥企業で経営者として活躍。2011年、寺田倉庫の代表取締役社長兼CEOに就任。大規模な改革を実施し、老舗の大企業を機動力溢れる組織へと変貌させた。その手腕と独自の考え方、そして人柄により、各界の著名人に慕われている。一方、メディアにはほとんど姿を現さず、社員にさえ、本当に実在するのか疑われてたい、異端の人物
 
その生き方の根幹にあるのは「何も持たない」こと。家やクルマ、時計は持たない。お酒もタバコも嗜まない。お金も若い頃から、生活に必要な分を除いてすべて寄付している。何も持たないからこそ、過去に縛られず、未来に悩まず、今日を大切に生きることができる。
 
・僕が何より伝えたいのは「今日がすべて」という言葉です。情報が多く、将来のことも、周りの人も気になる時代において、今に集中する」のはどんどん難しくなっているのかもしれません。しかし、事実として、夢中になって楽しむことができるのは今しかありません。今この瞬間、ここのいる自分をもう一度見つめてみる。過去にとらわれず、未来に揺さぶられず、確かに味わうことができる今日に集中して精一杯楽しむ。その結果は、先々にいろんな形となって巡って来るはずです。
 
・本当に明日が来ると信じてはいけない。僕は75年以上を生きてきたから、「明日が来ること」が絶対ではないのだとわかります。
 
「まだ早すぎる。準備ができていないから」なんて言っていたら、いつまで経っても打席に立てない」
 
世の中に安定というものは存在しません。永久に存続する企業もないし、自治体だっていずれは消えていくと言われます。そもそも僕たち人間が生かされている自然そのものが、常に流れ、変化をし続けているのであって、今日と明日で一つとして同じものはない。そんな世界の中で必要になるのは、安定を求める心ではなく、変化に対応する力。
 
「捨てるセンスを磨く。好き嫌いを意識することから」「捨てる以前に、持たなくていい。家もクルマも、時計さえも」「持ち歩くのは、小さな鞄一つでいい」「所有は安定を生まない。ものを捨てれば、自由になれる」「慣れを捨てる。見知らぬ人との会話が刺激になる」「過去の残像を捨てる。いつも新鮮な自分でいる」「スマホを捨てる。自分を失くしたくないから」「気になった人には,すぐに会いに行く」など。

 

一度やってみようかな。ゼロからやるのもいいよね。オススメです。(・∀・)

 

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ぜんぶ、すてれば

ぜんぶ、すてれば